家族をテーマにした”ハートフル作品“に主演する『嵐』唯一の既婚者であるニノ。撮影中には、”とある思い“が芽生え始めていた──。
『浅田家』舞台裏エピソード
「広報紙は毎号12万部ほど刷っていて、普段は200部程度は余りますが、『浅田家!』を大きく取り上げた号は20部しか残っていません!」
うれしい悲鳴をあげるのは、三重県・津市の広報課職員。10月2日から公開中の映画『浅田家!』の舞台となった津市は、大フィーバー状態だ。
「『浅田家!』の原案は、写真家の浅田政志さんが出版した写真集。被写体は自分の家族で、”家族でやってみたいこと“をテーマにさまざまなシチュエーションでコスプレするというもの。映画は浅田さんを主人公にした物語で、”家族“の絆を描いています」(映画ライター)
主人公を演じるのは『嵐』の二宮和也。浅田さんは、二宮が自分を演じると聞いて驚いたという。
「二宮さんに決まったときは”まさか!“という感じでした。誰もが知っている有名なアイドルだし、そんな方が演じてくださるとは夢にも思っていませんでした。”光栄“が半分、”びっくり“が半分といった感じでしたね。初めてお会いしたのは、撮影前に実家に来てもらったときです」
二宮は、ほかの俳優とは別の日程で訪問し、浅田家の人々と一緒に食事をした。
「普段から役作りをしないと公言している二宮さんは、そのときも仕事の意識はなかったそう。ただ、家族のみなさんと対面し、関係性やキャラクターをよく観察していたとか」(テレビ誌ライター)
浅田さんもそのことは感じていたらしい。
「芸能人が家に来るなんて”非日常“なんですけど、なるべく日常的な姿を見せようと思いました。二宮さんは取材や役作りという感じじゃなくて、普通に雑談していたという印象です。気も遣っていただいて、家族に緊張を与えないように話を引き出してくれました」(浅田さん)