「自営業でエアコンの取りつけをしていて、駐車場代込み家賃4万5000円の部屋で、ひとり静かに暮らしていると思っていたんだけど……」
2月21日にストーカー規制法違反の疑いで逮捕された容疑者についてそう話すのは、愛知県岡崎市の同じアパートに住む住人。
元交際相手の女性に復縁を迫る
野村治正容疑者(66)は2月11日、かつて交際していた同県安城市に住む38歳年下のアルバイト女性の勤務先であるコールセンターに電話。
「(女性が)“お客さんの連絡先を教えてほしい”などと(客に)声をかけている」
と応対した職員に伝え、女性の名誉を害する行為を行っていた。
さらに、この女性に対して、
「(今度、会う)日時をつくってください」
などと手紙を添えた花束を自宅へ送りつけていたという──。
復縁を迫るためのものだったが、女性は以前にも、野村容疑者からストーカー行為を受けていたため、警察に相談。その際、警察は容疑者に口頭で警告をしていた。
「手紙などを送ったことに間違いはないが、職場に電話したのは身に覚えがない」
と容疑の一部を否定している野村容疑者。
父と娘以上に年の離れたふたりの関係について、容疑者を知る関係者が証言する。
「もともと被害女性がアルバイトで働いていたショッピングモールで、野村も取引先として出入りしていました。女性の店に行ったときに、知り合ったみたい。
きっかけについて野村は“女のほうから声をかけてきたんだよ”と言っていましたが、ホントかどうか。野村はとても押しの強い男性ですから」