5月5日に静岡県浜松市で開催される『浜松まつり』の騎馬武者行列に、放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康を演じる松本潤が参加することが発表された。
「毎年ゴールデンウィークに開催されている浜松まつりは、端午の節句にちなんで初子の誕生を地域みんなで祝う目的があります。昼は中田島砂丘で開催される凧揚げ合戦、夜は市街地で御殿屋台の引き回しを行うのが恒例で、騎馬武者行列は今年初の試みになりますね」（トラベルライター）
不自然な“キムタク超え”報道
ジャニーズタレントの武者行列といえば、昨年11月に行われた『ぎふ信長まつり』に参加した木村拓哉とどうしても比べられてしまうが……。
「大河ドラマの出演者が舞台となる地域の祭りに参加するのは恒例行事になっていますが、撮影に追われていることもあり、主演俳優が参加することは稀です。同じく大河出演者が毎年参加する千葉県・成田山新勝寺で行われる豆まきも、スケジュールの都合もあって松本さんは不参加でしたからね。今回、松本さんが浜松まつりへの参加を決めたのは、ジャニーズ事務所が“キムタク超え”をさせたいという思惑も少なからずあると思いますよ」（ワイドショースタッフ）
木村が織田信長を演じた主演映画『レジェンド＆バタフライ』のプロモーションの一環として参加した『ぎふ信長まつり』は、観覧エリア1万5000人の募集に対して、64倍となる96万6555人が応募。岐阜市民限定で募集されたトークライブも定員の151倍にあたる12万939人の応募があるなど、大きな話題を集めた。
「大河ドラマ『どうする家康』の初回放送日に、愛知県岡崎市で松本さんたちが出席するパブリックビューイング＆トークショーが開催されたのですが、定員900人のところ196倍になる17万6593人の参加申込みがあったんです。この件を一部スポーツ紙などが“キムタク超え”と報じたのですが、規模や条件がまったく違うのに、木村さんより応募が多かったかのような記事に、ファンなどから違和感を指摘する声が相次ぎました」（ネットニュース編集者）
“キムタク超え”報道が出た背景には、ジャニーズ事務所の“嵐ファースト”が関係しているとの声も。
「嵐はジャニーズ事務所の社長を務める藤島ジュリー景子氏が、デビュー時から大事に育ててきたグループですからね。そんな事情もあり、日本を代表する人気俳優である“キムタク超え”をさせることで、松本さんの俳優としての箔をつけたいのでしょう。浜松まつりは開催時期的にも、新幹線が止まる好立地であることなどを考えても、ぎふ信長まつりより多くの人出になることは間違いないですから」（テレビ局関係者）
事務所の思惑も透けて見えるが、トップアイドルが参加することになった浜松まつりは、例年以上の盛り上がりとなりそうだ。
