目次
Page 2
ー ユミコは国民的元祖サバサバ女子
Page 3
ー ウケないセクハラ的な自虐がやめられない
Page 4
ー ジャーナリストとしてはアウト、女子アナとしては大正解

 

「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。有名人の言動を鋭く分析するライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

第93回 有働由美子

最近、ユミコの周りが騒がしい。日本一有名なユミコ、それは有働由美子アナウンサー(以下、ユミコ)であります。

日本の公共放送であるNHKのエースアナウンサーで、抜群の知名度と好感度を誇るユミコですが、フリーに転身してから、主にセクハラ系の話題でちょいちょい炎上していることをご存じでしょうか。そんな印象がないのは、彼女の好感度があまりに高いから。そこで、今日は彼女のセクハラ発言を振り返ってみたいと思います。

1.「置き屋の女将」発言

フリーとなったユミコは、「NEWS ZERO」(日本テレビ系)のキャスターに就任しますが、そのお披露目会見で、「嫁に出してくれたNHKの方にも立派にやっているなと言っていただけるように」、この日の衣装の白いスーツを「中途半端なウエディングドレスみたい」とユミコの十八番「結婚できない自虐」を繰り広げます。同番組には若い女性も出演しますが、ユミコは「完全にキラキラする人たちと、置き屋の女将みたいな感じ。そういう構図になるんだろうなと思っていました」と発言。これはユミコがよくやっている「オバチャン自虐」なわけですが、置き屋の女将とは、自らの利益のために芸者に性接待を無理強いすることもある存在です。このため、不適切な発言ではないかと炎上したのでした。

2.「ホルモンが出てきた」発言

北京五輪スノーボード男子ハープパイプ決勝で、金メダルを獲得した平野歩夢選手について、
「久しぶりに女心がキュンキュンとしましたね。残り少ないホルモンが出てきたみたいな気持ちになりましたけども」「素晴らしい演技、素晴らしい滑り以上に、いち日本に住むオバチャンのホルモンって言うといやらしいですけど、気持ちまで若返らせていただきました」と発言し、性的な表現でアスリートを称えるとは何事だとプチ炎上したのでした。

3.「立ってください」発言

最近では元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗氏がユミコの「news zero」にラグビーワルドカップの開催地・マルセイユからリモート出演した際、「リモートの場合、上だけきちんとした格好の人も多いよね」という流れから、番組の最後に「廣瀬さん、立ってください」とユミコが促し、廣瀬選手が立ち上がると短パンというオチがついたのでした。廣瀬選手が下着姿など、テレビに出るのに不適切な格好でないことがわかっているからこその「立ってください」発言だったと私は思いますが、ちょっと話題になりました。