コロナ禍以降、活気づいた回転寿司業界だが、昨年秋の値上げ、高級ラインナップ路線の商品展開で一時的に客足が遠のいたことも。
しかし昨今、「やっぱり回転寿司は安くてうまいがいい!」という消費者の声に応え、各社がさらなる企業努力を重ねた結果、リーズナブルに楽しめるメニューが戻ってきた。特に100円寿司のメニューが充実し、コスパのよさが際立っている。
「現在の物価高騰の中でも、回転寿司は逆にお得感が増してきています。他の飲食店が次々と値上げする中、回転寿司チェーンはむしろ価格を抑えつつ、品質も向上させているように感じます」と、回転寿司評論家の米川伸生さん。
さらに秋は回転寿司にとって特別な季節。
「脂ののったかつお、濃厚なイクラ、プリプリのカニといった旬ネタが楽しめます。さらに、女性の大好きな旬のフルーツを使ったデザートや、茶碗蒸しも季節限定がめじろ押しで、各社それぞれの魅力を楽しみたい!」とは、グルメライターの未央さん。
そこで今回は、大手回転寿司チェーン5社のイチ推しのネタをご紹介。美味しさとコスパを両立させた回転寿司、ぜひ足を運んで、旬の味覚を存分に堪能して。
人気は寿司だけじゃない!カフェ代わりの活用も
近年、回転寿司チェーンが競って力を入れているのがサイドメニューの充実。中でもスイーツは、有名シェフとのコラボや季節ごとの限定メニューが増えており、バリエーションが豊富に。
「スイーツは、デパ地下の専門店に匹敵するクオリティーのものがリーズナブルに楽しめます」と語る未央さん。
「持ち帰り用も充実していて、手土産にも。コーヒーも提供しているので、スイーツ目当てでカフェ感覚で利用する人も増えています」(未央さん)。
また、サイドメニューとして外せないのが、茶碗蒸し。「お寿司との相性も抜群で、300円を超えるメニューでもよく出ていますね」と米川さん。それでも、「回転寿司でお得を追求するなら、やっぱりお寿司を食べるのが一番です(笑)」(米川さん)