元HiHi Jetsの高橋優斗が手がけたスイーツが大人気となっている。自ら立ち上げた『横浜バニラ株式会社』で販売している「塩バニラフィナンシェ」が入手困難な状況だ。
1万円を超える高値で転売されているフィナンシェも
この商品は、高橋が生まれ故郷である横浜を「もっといろんな人に知ってほしい。もっといろんな人に来てほしい」という想いで作りあげたものだという。
2月22日から3月4日にかけて横浜高島屋の地下1階にポップアップストアをオープンすると、発売初日は、朝5時半から整理券を配布。1280枚が朝8時にはすべて配布終了するほどの大盛況ぶりを見せつけた。この日売れた個数はじつに14514個。「12時間で販売されたフィナンシェの最多個数 世界No.1」としてギネス世界記録にも認定された。
2月23日からはオンラインでも販売したが、瞬く間に受付終了となるほどである。
ところが、この人気にあやかって転売ヤーが続出。1箱6個入りで2160円(税込)の商品が、メルカリやフリマアプリで定価よりも高値で販売される事態になった。
中には1万円を超える値段でも取り引きされており、ファンからはこんな声が。
《横浜バニラ、Amazonにも転売売られてんのか~きしょいな》
《横浜バニラ在庫切れだってさ!! これが転売ヤーじゃなくてちゃんと買いたい人が買えてるといいな!!!!》
販売側も対策として、2月25日にLINE会員限定のオンライン販売を実施するも、告知なしにも関わらず、同日13時には購入不可となってしまった。
相次ぐ転売問題に詳しいITライターは次のように語った。
「会社側はいろいろと対策をしていますけど、上手くいっていない印象です。横浜バニラの紙袋まで転売されているのはビックリしましたね。転売ヤーによって買い占めが起きると、本当に欲しい人の数が把握できないので生産計画に狂いが生じます。高橋さんの会社はスタートしたばかりなので、個数を調整するのも大変だと思います」
現在、横浜高島屋の売り場では完全予約制にしたためスムーズに購入できている。整理券を求めて販売時間前にやってきたファンも、スタッフが購入者と分けていて混乱も起きていないようだ。
「転売ヤーは、オンラインでの購入に狙いを定めていると思います。新しい対策としては、オンライン上で抽選方式を導入するのもひとつの手でしょう」(前出のITライター)
『株式会社横浜バニラ』はXの公式アカウントで、高橋が「“買いたいのに買えない”というお声を多数いただいており、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪を表明している。
消費期限のある飲食物までも転売する“転売ヤー”の横行を許してはならない。