東京都心の一角にたたずむ『N』神社。大きな鳥居をくぐると、周囲の喧騒が嘘のように静寂に包まれる。2つ目の鳥居を抜けた先には大量の絵馬が。この絵馬の中に、藤ヶ谷太輔が書いた直筆のものがあるというのだ。
「お参りの帰りに何気なく絵馬を見ていたら、藤ヶ谷クンの書いた絵馬を見つけたんです。本人の“なりすまし”かとも思ったのですが、ドラマタイトルまで書いてあったので……」(藤ヶ谷のファン)
来年1月クールに放送予定のドラマ『MARS』(日本テレビ系)で、藤ヶ谷が主演を務めることは、『週刊女性』でも報じたとおり。
「絵馬は“『MARS』を全員で真剣に作っていこう”という内容のものでした。近くには共演する窪田正孝さんや、プロデューサーさんの名前も。ドラマの成功を願って、みんなで来たんだと思います」(前出・藤ヶ谷のファン)
彼らがお忍びで神社を訪れたのは10月8日だったというが、なんとこの前日にも、負けず劣らずの豪華な面々の姿があった。
「中島健人クンが、来年2月に公開の主演映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』のスタッフの方たちとお祓いに来て、絵馬を書いていったんです。彼の隣には、共演する小松菜奈さんや千葉雄大さんが書いたものもありました」(中島のファン)
劇中では“超ドS男子”を演じる中島。すっかり役に入り切っていたのか、この日も彼の“黒崎くん節”は健在。
「《今までの自分とは違う部分をみせ、良い意味で皆さんを黒崎くんの言いなりにする》と、ユーモラスな内容の決意表明をしていましたね」(前出・中島のファン)
彼らの絵馬が奉納されていることはじわじわと口コミで広がり、今では毎日多くのファンが、実物見たさに参拝に訪れているという。
そもそも“お祓い”という行為自体は、映画やドラマの現場ではそれほど珍しいことではない。
「ほとんどの作品では、クランクイン時に、撮影が滞りなく進むようにという“安全祈願”と、多くの人に見てもらえるようにという“ヒット祈願”を兼ねてお祓いをします。通常は撮影スタジオに神主さんを呼んでやってもらうので、キャストやスタッフが神社へ出向くというのは珍しいケースです」(制作会社関係者)
『N』神社は、芸事の神様が祀られているということでもなさそう。ではなぜ、彼らはわざわざ足を運んだのか。
「ひとつ考えられるのはどちらの作品もジャニーズ事務所のタレントさんが主演を務めています。この場所は過去にも、SMAPの香取クンと草なぎクンが初詣に訪れたこともあり、ジャニーズとは縁のある神社なんですよ。もうひとつはどちらの作品もプロデューサーを含めた制作チームが同じなんです。お祓いの日付が続いていたのも、そういった理由が関係しているのかもしれませんね」(前出・制作会社関係者)