クソバイス(クソみたいなアドバイス)という言葉の生みの親であるコラムニストの犬山紙子さん。そんな犬山さんに、タイプ別クソバイスへの切り返しかたを教えてもらった。
【vs姑】
「ガツンとストレートに言い返すと関係悪化に。さらりと受け流す方向にしたほうがいいでしょう」(犬山さん)
これから先の付き合いも考えて、姑の意向を酌み取りつつアピールしていくのがポイント。
「息子である夫を無理やり引き入れてしまうのも効果的かも」(犬山さん)
《ケース1》
・姑のクソバイス
「ひとりっ子はかわいそうよ。やっぱり弟や妹をつくってあげなきゃ」
・クソバイス返し
「中国のひとりっ子政策? 社会のこと、考えているんですね。素晴らしい!」
“ひとりっ子はかわいそう”は差別。腹立ちますよね~。姑じゃなかったら“日本じゅうのひとりっ子に謝れ!”って話ですが、残念ながら姑さんなので、やんわり政治やニュースを絡めた話に持っていって話をそらして!
《ケース2》
・姑のクソバイス
「早く住宅ローン、組みなさいって。定年後も支払うのは大変よ!」
・クソバイス返し
「わかりました! 今、ダンナにメールして確認します」
これ、姑さんの本気のアドバイスの場合もあるから、笑いに変えるのも難しい……。だからもう息子である夫に押しつけるしかないでしょう。姑さんは、息子には言いづらいはずだから、無理やり介入させてみて。
《ケース3》
・姑のクソバイス
「うちの子(夫)は、チキン大好きだから。クリスマスは用意してあげてね」
・クソバイス返し
「なるほど。お母さんは何がお好きなんですか?」
これこそ受け流す系! 息子はもうオッサンなのに子ども扱いしていること、あなたも母親になって世話してあげなさいとも取れるところにイラッとくる! だから“姑さんの好きなものは何ですか?”と、話をそらしましょう。