「過去の自分たちも怖いもの知らずみたいなところがありましたね。でも、そうなるとやっぱりいい気になっちゃうし、天狗になっちゃう。“ダメだよ、そのまま行っても長くは続かないよ”って当時の自分たちに言い聞かせるような思いで、声を演じました

 映画『カーズ/クロスロード』(7月15日全国ロードショー)で、オリエンタルラジオの藤森慎吾(34)が日本版キャストに。天才レーサー・マックィーンを人生最大の危機に追い込む次世代レーサー、ストームの声を演じている。

車デートはこのコースで!「最近のお気に入りはゲートブリッジや川崎の工場夜景。湾岸線がオススメで、最後は海ほたる(パーキングエリア)で告白! でも、そこでフラレると一気に気力を失ってしまうので要注意です(笑)」 撮影/廣瀬靖士

 カーレース同様、競争が激しい芸人の世界。藤森はNSC(吉本の養成所)在学中にM-1準決勝に進出、リズムネタの『武勇伝』で一気にブレイクし、劇中のストームと同じ立場を経験してきた。

「でも、そのあとの“レッドカーペットブーム”で同期のはんにゃやフルーツポンチが売れて逆に自分たちは失速していって。やっぱり焦りを感じていました。当時はヤケクソになってムチャクチャやっていたので常に空回り。精神状態も危なかったと思います」

 そんなとき、とある先輩芸人の言葉に救われたそう。

「ある番組終わりで次長課長の河本(準一)さんが声をかけてきてくれて。“あきらめないでガムシャラにやろうとしているところ、俺ら芸人は見捨てないし好きやで。だから頑張ろうな”って。その言葉が猛烈に刺さりましたね

 今では“チャラ男”のキャラを確立し、あちこちにひっぱりダコ。そんな彼を癒しているのは、意外なものだった―!?

実は今“花”にハマってて、花瓶をいっぱい買って、週に2回は花を替えているんです。家具も照明も新調して、今すごく部屋の居心地がいいんです。20代と30代では生活スタイルが変わりました。このままじゃ独身生活から抜けられなくなっちゃう(笑)」

 ズバリ、結婚はいつまでに?

「これ以上、自分のルールができあがって相手を受け入れられなくなる前には。う~ん、40歳までには結婚したいです!」