19年ぶりに誕生した日本出身横綱の稀勢の里

 19年ぶりの日本人横綱・稀勢の里、新大関・高安の活躍により、“若貴ブーム”ならぬ“稀勢高ブーム”に沸く大相撲。現在行われている7月場所でも熱戦が繰り広げられているが、週刊女性では読者1000人にアンケートを実施し、現役・引退問わず、大相撲の長い歴史から選ばれた、「好きな力士」をランキングで発表!

 今回は週刊女性PRIMEで500票、週刊女性の読者ハガキで500票、計1000人にアンケートを実施。

 大一番を制したのは、今年初場所を制し、19年ぶりの日本人横綱となった稀勢の里!

「待ち望んでいた久々の日本人横綱だから」(40代/主婦)

「日本人らしいひたむきな姿と内に秘めた強さ。初優勝のときは涙」(40代/会社員)

「ザ・昔の関取という感じ。感情を表に出さず、まじめでカッコいい」(40代/主婦)

 日本人であること、チャラチャラしていない一途さに好感を持つ声が目立った。

 そんな稀勢の里とがっぷり四つの戦いの末、惜しくも2位となったのは、昭和の大横綱、故・千代の富士関。50代以上からの圧倒的な支持を得て、ハガキのみの集計では、稀勢の里を抑えてダントツの1位! “ウルフ”の魅力はやっぱり凛々しい顔と筋肉質の美しいカラダ。

「デブじゃなく締まった身体がカッコいい! 顔もダントツでイケメン」(50代/主婦)

「闘志に満ちた目、筋肉をまとった小さな身体。ピリッとする空気感が大好きでした」(60代/主婦)

 3位は今場所で通算勝ち星歴代1位の記録に挑む白鵬

「朝青龍の引退後、ひとりで相撲界を支えてくれた。日本人以上に日本人っぽい横綱」(60代/主婦)

 4位は同数で2人。まずは'90年代に空前の相撲ブームを作った横綱・貴乃花。多くの人のイメージとして浮かんだのは復活優勝時の小泉首相の「感動した!」。

「ずっと好きでしたが、痛みに耐えて優勝したときは泣きました」(70代/無職)

 また、貴乃花は、その土俵入りにも票が集まった。

「とにかく身体が柔らかく、いい力士でした。土俵入りの足の上がりがすごかった!」(50代/主婦)

懐かしい若貴全盛期

 ちなみに “若貴ブーム”を支えた兄の若乃花とライバル関係にあったは、それぞれ5票と2票でランキング圏外。どちらも晩節を汚してしまった?

 貴乃花と同数で4位は現役の遠藤! 彼の相撲への取り組みには、心を打たれた人が多数。

「ケガをしていても、大げさにテーピングをせず、淡々と取り組む美学がある。力士として美しい」(60代/主婦)

 続いて6位は、今場所が新大関として初土俵となる高安。やっぱりチャームポイントはア・ソ・コ!

「毛が多い」(30代/主婦)

「最初はギョッとしたけど、今では毛むくじゃらの身体がたまらない」(60代/主婦)

 7位は、まだ東前頭四枚目ながら、洗剤のCMで嵐の二宮和也との共演が決定するなど、人気急上昇中の宇良。そのワザに注目が集まった。

「久しぶりに登場した多種多様な技に挑戦する力士なので、見ていてワクワクして、胸が躍る」(50代/主婦)

 続いて8位は、先代“技のデパート”舞の海。現在は相撲解説者として活躍中。

「相撲がとにかくうまい! 楽しい! 今の解説も抜群」(60代/主婦)

 9位は、現役のイケメンすぎる力士として評判の

「テレビで見てイケメンだと思っていたけど、実物を見たら、背が高く、もっとイケメンだった。裸も美しく、もうまぶしいくらい素敵でした☆」(50代/会社員)

 ベスト10に滑り込んだのは、その不遜に見えるルックスと相まって「憎らしいほど強かった」と評される、故・北の湖関。やはり理由は……。

「強いから」(50代/主婦)

「とにかく強かった」(50代/会社員)

「変に媚を売らないところ」(50代/パート)

強さだけでなく甘いマスクも大人気だった大鵬

 惜しくもベスト10入りを逃したのが、御嶽海日馬富士の2人。現役で頑張っているのだが、年配層の支持を得られず票が伸びなかった。

「長野県初の力士で期待の星だから。頑張れ御嶽海!!」(20代/会社員)

「日馬富士の、相手を土俵から押し出しても、落ちないように抱き止める紳士なところが好き!」(30代/会社員)

 続く13位は、大関の照ノ富士

「土俵の上での鬼の形相から一変、土俵を下りると可愛いキャラと満面の笑みのギャップが最高」(20代/会社員)

 初入幕のころと比べても、最近、調子の悪い逸ノ城は15位だった。

「見た目は怖そうだけどしゃべると可愛い」(40代/派遣社員)

 17位は朝青龍。強烈な強さと、それ以上に強烈なキャラクターで一時代を築いた。

「素早い動きにいろんな技も知っていて最強だと思う。まぁ、いろいろとありましたけど……」(40代/パート)

 骨折が理由の休場中にサッカーをしたりと、ゴシップと態度の悪さで票が伸びず。

 18位に入ったのは、“巨人・大鵬・卵焼き”でおなじみの昭和の大横綱、故・大鵬関。

「相撲がスマートできれいだった」(50代/歯科衛生士)

 ラストの20位は輪島

「輪島はとにかく、とにかく強かった」(50代/パート)

『好きな力士ランキング』はこれにて千秋楽。週女場所の優勝は稀勢の里だったが、今場所は誰の手に……!?

人気力士ランキング

1位  稀勢の里・・・・・・129票
2位  千代の富士・・・・・107票
3位  白鵬・・・・・・・・・60票
4位  貴乃花・・・・・・・・59票
4位  遠藤・・・・・・・・・59票
6位  高安・・・・・・・・・54票
7位  宇良・・・・・・・・・37票
8位  舞の海・・・・・・・・29票
9位  勢・・・・・・・・・・25票
10位 北の湖・・・・・・・・23票