「上の娘と一緒に家に帰ってきてテレビをつけたら、真理子が万引きをしたというニュースが流れてきて、驚いたというか“何なのこれは”って2人で笑っちゃいましたよ」
と語るのは、石原真理子の実母である希志子さん。7月26日、『みんなのニュース』(フジテレビ系)が、石原がコンビニで万引きをしていたと報じたのだ。番組によると、
《7月22日に墨田区内のコンビニで、弁当1個とペットボトルのお茶をレジの会計を通さずに出ようとして、気づいた店員が110番通報。駆けつけた警官に連行され、任意で事情聴取をされた》
のだという。石原といえば、本家“プッツン女優”として名高く、そのお騒がせエピソードは、玉置浩二との不倫交際、ヘアヌード写真集、16歳年下の米国人と結婚・離婚、13人の芸能人との恋愛をつづった暴露本の出版などなど、枚挙にいとまがない。
絶えなかった親子ゲンカ
最近では、'09年に元恋人の玉置と復縁報道が出たもののすぐに破局。その後は、消息はプッツリと途絶えていたのだが、'13年に本誌は、都内に住む母のところへ身を寄せる石原をキャッチしている。
希志子さんが住んでいるのは、築50年になろうかという都営アパート。すでに石原は退出してしまっているようだが、当時をよく知る近所の住民によれば、
「そのころ真理子さんは足立区に住んでいたみたいで、そこを立ち退いて、ここに引っ越してきたんですよ。タンスやテーブルなどの大きい家具も運ばれてきたので、ちょっと遊びに来たという感じじゃないのはわかりました。そこまではよかったんですけど、親子ゲンカが絶えなくてね。怒声が外まで聞こえてきて大変でしたよ」
本誌の報道後に石原はアパートを離れ、同居は解消されたという。それによって2人の怒声が聞かれることもなくなったのだが、
「その後も、ときどき深夜12時過ぎにやってきて、翌日の深夜に帰っていくことが多かったですね。彼女が来ていると、コンビニに食料品を大量に注文して配達してもらうのですぐにわかるんですよ」(前出・近所の住民)
今年に入ってからは石原の姿を見ることは極端に少なくなっていたという。家族と疎遠になってしまったことによる精神的な喪失感から、万引きをしてしまったのだろうか。
とはいえ、取材を進めていくと疑問符は増えるばかり。『みんなのニュース』で報じられた日付と場所も違っていたのだ。
「7月22日ではなく18日でした。場所もコンビニではなく墨田区にあるターミナル駅そばのビルの地下にある大手スーパーです。そこで、弁当とお茶を持ったままレジを通さず外に出たため、店員が110番通報したようです」(一般紙社会部記者)
彼女はそのまま警察に連行され、任意で事情聴取をされた後、すぐに帰されたという。
「石原さんだということはスーパーの店員もわからなかったようです。というのも、彼女が英語名を名乗っていたからで、米国人と結婚したときの名前ではないでしょうか。逮捕されたわけではなく、任意で事情を聴かれただけということです」(スポーツ紙記者)
万引きをしようという意思は本当にあったのか。実母に話を聞いてみると、冒頭の言葉に続いて、
「娘の名誉のためにも話しますが、そんなことはありえませんよ。テレビのニュースを見てすぐに電話しましたけど、誤解だと言って笑っていましたから。(弁当を)手に取ってどっちにしようか迷っていたみたいですね。その時間が長かったから勘違いされたとか。スーパー側は後から謝ってきたそうですけど、娘は怒っていて“スーパーを告訴したい”と言っていました」
弱々しい声ではあったが、はっきりと答えてくれた。愛する娘に疑惑の目が向けられたことがよほど悔しかったのか時折、涙ぐむことも。万引きしたとされる商品が弁当とお茶だったことから、
「警察で事情を聴かれたときに万引きしたことを認めて、理由について“お腹がすいていたから”と答えたという報道もありました」(前出・スポーツ紙記者)
普段から食べるものにも困っていたのだろうか?
今は本を執筆中
「食べるものに困っているなんてことはないですよ。一緒には住んでいませんが、ちゃんとあの子も日々の生活はできていますから」(希志子さん)
では、今回の万引き騒動は“冤罪”なのだろうか?
現場となったスーパーで話を聞いてみると、
「店は商業ビルの地下にあって、レジを出るとすぐに地上階へつながるエスカレーターがあるんです。万引きと判断するのは、客が商品を持ったままレジを通らずにエスカレーターで地上階まで上り切った時点です。そこで声をかけることになっていますが、商品を持って店内をウロウロしているだけで声をかけることはありませんね」(スーパー関係者)
石原の言っているとおり、弁当を手に取って迷っていただけなら、警察への連行どころか声すらかけられていないことになる。
真相は藪の中だ……。
現在、彼女はこれといった目立った芸能活動はしておらず、唯一、ブログの更新だけが頻繁に行われている。
最後に、希志子さんに最近の石原の様子についても聞いてみると、
「今は本を執筆していますよ。騒動があってからはまだ会っていませんが、私が入院中もよくお見舞いに来てくれたし、しょっちゅう彼女とは会っています。甘えん坊なんでね」
石原は今年53歳。いくつになっても娘は娘ということなのだろうが、83歳の母親の、心が休まる日はいつになるのだろうか。