「今年、フジテレビは生放送でやらないし、なんか“へっ?”っていう感じ」
8月12日、自身がDJを務めるMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で、9月9、10日に放送される『27時間テレビ』(フジテレビ系)について言及した明石家さんま。
'00年から昨年まで毎年続いていた名物企画『さんま・中居の今夜も眠れない』が、今年は放送されないことについて不満を口にした。
「『27時間テレビ』は、年に1度、フジテレビが全社を挙げて行うお祭り番組。その中で、深夜に生放送される『さんま・中居─』は、さんまの好きな女性や芸能界の裏側など、ぶっちゃけトークが多いことで人気の高いコーナーでした」(スポーツ紙記者)
日ごろのレギュラー番組では見られないような、彼らの素顔がのぞけると好評だった名物企画。
それが突然、放送中止になったのだが……。
「実は放送日の9月9日は、香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛の3人がジャニーズ事務所から独立する日なのです。そんな日に、中居を生放送に出すのは事務所としては避けたかったんでしょう。ましてや、相手は笑いのためならどんどんツッコむさんまさんですからね(笑)」(テレビ局関係者)
それは、さんまも感じていた。ラジオでこう話している。
「『さんま・中居─』だけは別にやりたいって言ったんですけども、今はジャニーズ事務所側も“今、中居を生放送でさんまさんと絡ませるのは”っていうことでペケになったんですけど。
そんな、オレも大人やから、言うたらアカンことは言わへんけどな。何を恐れてらっしゃるのか(中略)。それは、9月9日で3人が辞めるわけやから。ただ、今回の『27時間』が9月9日の放送やねん。偶然が偶然を呼んで、かぶってしまって。そんな日に中居が生放送でな」
独立と放送日が偶然重なったこととジャニーズ事務所への恨み節を吐露していたのだった。
「ジャニーズ事務所が中居を出演させたがらなかったことが、中止になった一番の理由です。ですが、社長が交代し制作費を切り詰めたいフジテレビにとっても、高額なギャラの2人を使うコーナーがやめられたのは渡りに船だった。
実際、報道と情報番組のセクションでは、年間10億円以上の経費削減を新社長から厳命されているそうですから」(フジテレビ関係者)
真相を確認するため、ラジオでコーナーの中止を嘆いていたさんまを、自宅前で直撃取材した。
─『27時間テレビ』の『さんま・中居─』のコーナーが今年はなくなり、かなり落ち込んでらっしゃるとか?
「そうや、なくなったんや」
─ラジオでは、中止になったのは、ジャニーズ事務所のせいだとおっしゃっていましたが?
「そういうことは、フジテレビに聞いてくれや。ほな、閉めるで!」
と言い残すと、ガレージに入っていった。
そこで、フジテレビに今回の中止について質問すると、
《“にほんのれきし”というテーマに沿って企画を構成致しました。ご指摘のような経緯で企画が決定した事実はございません》と、書面で回答が返ってきた。
香取ら3人が事務所を離れたことについて、SMAPのリーダーである中居が口を開く日は来るのだろうか─。