濱田龍臣 撮影/佐藤靖彦

「幼稚園のとき、子役を始める前からウルトラマンになりたかったんです。何回かイベントに出させていただきましたが、小さいお子さんからの視線が“僕もこうやってウルトラマンを見上げていたんだな”とわかってすごく楽しいです」

 ウルトラマンシリーズの最新作『ウルトラマンジード』(テレビ東京系・毎週土曜日あさ9時~放送中)で、主人公の朝倉リクを演じている濱田龍臣(16)。シリーズに出演するのは7年前の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE』以来、2回目となる。

今回は主演ですし、ウルトラマン役としては最年少。お話をいただいたときは、ファンの方の期待値も注目度も高くなるだろうなと、緊張しましたね

 大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)で、主演の福山雅治の幼少時代、“ちび龍馬”を演じて注目された彼。

あのときは8~9歳でした。最近は“大きくなったね”って言われます(笑)。前回の『ゼロ』の映画のときのスタッフさんが、今回の現場にもいらっしゃるんですけど、“でかくなったなぁ、いつの間にか追い抜かれた”と」

 子役時代とは、周囲の扱われ方は変わってきてる?

「だいぶ変わったと思います。高校生になって、お芝居の話とかするとき、もちろん目上の方となので対等ではないですけど、俳優として見ていただけるようになり腹を割って話せるようになりました。自分の思ったことを相手にぶつけて、こうじゃないですか? と一緒に作り上げていく感じ。会話のキャッチボールができているなと感じています」

 現在、高校2年生。仕事が忙しいと思うけど、学生生活は楽しめている?

「そうですね。学校行事もスケジュール調整していただいて、なるべく参加できるようにしてもらっています。文化祭が楽しかったです。映像を作ることが好きなクラスメートもいて、みんなで話し合いながら、ショートムービーを作りました。僕もちょっとだけ出演したんですよ

 子役から大人の役者へ。これからの目標は?

「大先輩や大御所の方々の背中を見て、僕は成長させていただいている部分もあるので、僕の背中を見て後輩たちが成長できるような役者さんになれたらと思っています」

 今、ハマっているものは?

「ゲームです。予約してニンテンドースイッチを手に入れました。遊んでいるソフトは『スプラトゥーン2』。このゲームはWiiUのときからやっていて好きなんです。撮影の合間の待ち時間とかにもやっています」

(c)円谷プロ (c)ウルトラマンジード製作委員会・テレビ東京