「どの作品でどの役を演じていても、別人になることは本当にハードルが高いと感じます。“佐藤健が演じている人”どまりになってしまいがち、というか。
でも、自分の中でハッキリとイメージが見えていれば、見てくださっている人にも絶対伝わると思っています。この作品では、感じたことのない衝撃をぜひ味わってほしいですね」
話題の映画『亜人』で、主演を務める佐藤健。
これまでに見たことのないスピード感と、“命を繰り返す”という設定が組み込まれた新感覚アクション映画で、健は“永井圭”という亜人(ある特異体質を持った新人類)を演じている。
作品にちなんで、今回は“佐藤健”を徹底解明! 最近、リピートしているものってありますか?
「食で言えば、カレーですね。ちょっと辛いほうが好きで、今日も現場に用意していただいていたカレーを食べました」
ちなみに、何カレーを?
「エビとビーフがあったのですが、僕が選んだのはビーフです」
食へのこだわりは強いほう?
「あまりないです。でも、おいしいものを食べるのは好きですね。基本的には、その日、自分が食べたいものを食べるって感じです。昔に比べると外で食べる機会は減りました。外に出る時間が、ちょっと疲れてきちゃった時期です(笑)」
命を何度もリセットできる亜人ですが、リセットしたいと思う瞬間は?
「僕、結構ゲームが好きなんですよ。最近好きなのは、脱出ゲーム。友達とよく行くのですが、失敗したときはリセットしたくなります(笑)」
どこかのスポットで会えちゃうかも!?
「運任せのゲームよりも、頭を使って自分の実力でクリアするようなゲームが好きです。あとは、人狼ゲームも好きですね。頭も使うし、心理戦でもあるから楽しいです」
これまでに神木隆之介や城田優と対決したことがあるとか。以前、“あまり感情が表に出ないタイプ”だと話していた健に、すごく得意そうだと伝えると、
「きっと女性のほうが強いと思います。女性は生まれながらにして女優ってよく言うじゃないですか」
と、笑った。では、もし生まれ変われるなら?
「IQ6000万くらいの人になりたいです(笑)。今の科学も進歩しているけど、まだ解明されていないことって多いじゃないですか? そういうものを全部知りたいんです」
永井は病気の妹を守るために研修医を目指しているけど、いちばん守りたいものは?
「睡眠時間! 5時間くらい寝ると、1回目が覚めちゃうんですけど、時間に余裕があるときは8時間くらい寝たいです(笑)」
アクションシーンが多い撮影は、体力的にきつかったのでは?
「撮影中は家と現場の行き来だけでしたね。息抜きの時間も、なかったように感じます。普段は、ちょっと時間ができたら友達とご飯を食べに行ったり飲みに行ったりするんですけど、今回は食事制限もしていたので」
共演の綾野剛とは、ほとんど3食同じ、カロリーコントロールされたメニューを食べて挑んだ。
「共演は『るろうに剣心』(’12年)以来ですが、以前からプライベートでも親交があったので、現場でも遠慮なく腹を割って話し合えました。綾野さんがすごい熱量で役と向き合う俳優だということは知っているので、一緒にいいものを作ることができたと思っています」
プライベートの綾野さんってどんな感じですか?
「現場でもそうなんですけど、とにかくしゃべる人ですよ。僕は、自分のことを語るのはあまり得意じゃないのですが、綾野さんはずっとしゃべってくれます」
と言いつつも、今日はいろんな“佐藤健”を話してくれてありがとうございました!
<出演情報>
『亜人』
9月30日(土)全国東宝系にてロードショー