むくみやすい夏の脚。秋になったのにむくみは取れない……という人も多いのでは? 暑さが和らぐ今だからこそ、始めどき! 今すぐできる簡単エクササイズで、むくみを取り、自分史上最高の美脚を狙ってみませんか?

ほぐして流すことがキーポイント!寝転がって、座ってできる簡単ワザ

 秋本番になったものの、夏の疲れが蓄積して、身体のむくみが取れない……とお困りの方が多いのでは?

「私のところにも、秋口になると夏でむくんだ脚をなんとかしてくださいと駆け込んでくるお客様は多いですよ。そんなとき、いつも施術をした後に、家でできる“むくみ取りポーズ”を教えているんです。今回は読者のみなさんにそれを教えましょう」

 そんなありがたいお言葉をくださるのは“矯正の魔術師”の異名をとる清水ろっかん先生。

「今からお教えする“翌朝細脚”のポーズは、重力でむくみを取る方法です。たまっている水分やリンパが下に落ちてくるので、すぐトイレに行きたくなりますよ。

“瞬間小尻”のポーズをやると、股関節が正しい位置におさまるので、普段、そけい部が圧迫されていたことで静脈の流れが悪くなっていたのが正常になるため、むくみが取れるてヒップアップにもつながります

 そんな素晴らしいポーズ2つに加え、足指や足裏の刺激法も伝授しますと、ろっかん先生。

「“足は第二の心臓”と言われるほど大事なところですが、特に足裏は神経が集中している大事なトリガーポイントです。足指や足裏を毎日しっかりほぐすことで、身体の調子が格段に違ってきます」

翌朝細脚のポーズ[1回30秒×10回]

(1)脚を上げて自転車をこぐように脚を回す。

(2)部屋の壁などを支えにし、両脚をしっかり上げる。

 自転車こぎで筋肉をほぐしリンパの流れをよくした後、重力を活用し余計な水分を心臓に。さらにトイレに行ってから寝ると翌朝効果テキメン。

翌朝細脚のポーズ[1回30秒×10回](1)脚を上げて自転車をこぐように脚を回す。
翌朝細脚のポーズ[1回30秒×10回](2)部屋の壁などを支えにし、両脚をしっかり上げる。
瞬間小尻のポーズ[各10秒×3セット]

(1)ひざを立てて寝た姿勢から、脚がひし形になる位置で足裏を合わせる。その後、ひざを左右に開く。

(2)ひざを閉じ、かかとを身体に引き寄せる。さらに、かかとをひざが平行になる位置で足裏を合わせてひざを左右にオープン。

(3)かかとをできるだけ身体に引き寄せ、足裏を合わせる。さらにひざを左右に開く。

瞬間小尻のポーズ[各10秒×3セット]
足指握り&ほぐし[各3分]

(1)指先だけでなく、第二関節から巻き込むように意識して足指5本全部をギューッと力を込めて曲げる。その際に手で一緒に握ると、さらに力が入るのでおすすめ。

(2)親指の付け根と小指の付け根をつなぐアーチを作るように、足裏を両手で押し上げる。その後、足指を強めにゆっくりと曲げていくと効果的。

(3)足の指の間に手の第二関節までをグイッと入れ、指の間の筋肉をしっかりとほぐしまくる。足の甲側と足の裏側の両方からやる。

(4)テニスボールなどで土踏まずから足指の付け根部分を重点的にほぐしていく。足裏がほぐれると、ふくらはぎ全体がポカポカしてくる。

(5)足指の骨をなぞって浮き出させるようなイメージで、足指の間から骨の付け根に続くラインを、各指1本ずつ綿棒で押して流す。滞っていた老廃物が流れ、きゃしゃな女性らしい脚に近づく。

(6)ギューッと足指を握ったまま、かかとを床につけて左右30回ずつ左右にしっかり振る。そうすることで、ふくらはぎの両サイドが引き締まる。

足指握り&ほぐし[各3分](1)足指をギューッと力を込めて曲げる。(2)アーチを作るように両手で足指曲げ。(3)手の甲でグイグイ足指をほぐしまくり。(4)ボールを踏んで足裏全体をほぐす。(5)綿棒で足指のスジを出す。(6)足指を握ったまま左右30回ずつ左右に振る
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<プロフィール>
明治大学柔道部在籍中よりさまざまな整体術を学び、独自理論による整体術を確立。30年以上にわたり、他に類を見ない独特の骨格矯正による美容メニューを次々に開発。1998年均整体クリニック設立。プロのセラピスト向けに「ろっかん式」の技術提供なども行っており、全国的に「ろっかん式」を取り入れているサロンが多数存在。2010年より都内に美容矯正サロン、フォルムグループを展開。http://www.forme-g.jp/