「先日、学内の食堂で佳子さまをお見かけしましたよ。いろいろな具材を薄いパン生地で包む『パニーニ』を食べていらっしゃいました。そのときは外国人の女性と一緒で、英語で楽しそうにお話しされていました」(居合わせた女子学生)
秋篠宮家の次女で国際基督教大学(ICU)3年生の佳子さまは、イギリス中部に位置するリーズ大学に留学されている。
9月12日に民間の航空機で日本を発った佳子さま。イギリス到着後は、ロンドンで1週間ほどを過ごされた。
「ロンドンでは、最初に日本大使館を訪れて数時間、滞在されたそうです。
市内の観光も兼ねて、ロンドンにしばらくいらっしゃったようです。その後、リーズに向かわれました」(秋篠宮家関係者)
オリエンテーションが始まる9月18日には、リーズ大学の敷地内にある学生寮『C』に入寮されていた佳子さま。
キャンパスではじまる寮生活
「『C』は、キャンパス内の寮では最多の600名を超える学生が生活しており、食事もついています。
各部屋にインターネット設備もあり、共用ルームにはビリヤード台やスクリーンテレビも備えられていますね。
寮の玄関に入るときも専用キーが必要なので、セキュリティーも万全です」(『C』に住む男子学生)
大規模な寮をお選びになったのは、なるべく多くの留学生と交流されたいお気持ちがあってのことかもしれない。
そんな佳子さまのお姿を発見したのは、9月18日の午後3時ごろ。大学内にある『ユニオン』という施設でのことだ。
その日の最高気温は15℃ほどで肌寒く、佳子さまは茶色のレザージャケットにジーンズ、黒ブーツというファッションだった。
「『ユニオン』には、コンビニや食堂、バーなどが入っていて、授業がない学生は基本的にこの施設に集まってきます。クラブのようなスペースもあり、夜通しのイベントが開かれることもあります」(リーズ大学OG)
『ユニオン』の中を40分ほど見て回られた佳子さまが次に向かわれたのは、イギリス国内でも最大級を誇る図書館。
館内を見学したあとに日本人の留学生数名と合流され、午後5時には再び『ユニオン』の中にあるラウンジスペースへ。
「ラウンジでは留学生同士の親睦会が開かれていたんです。佳子さまも出身国がバラバラのグループで留学生たちと手ぶりを交えながら積極的に会話されていました」(参加した男子留学生)
会には1時間ほど参加して、その場をあとにされた。
「海外留学は語学の勉強はもちろんのこと、外国の学生と接することによって国際的な感覚を養うことも目的のひとつです」
とある皇室ジャーナリストがそう話すとおり、佳子さまは翌朝も白人の女子学生と食堂で朝ご飯をともにするなど、積極的に国際交流をされているご様子だった。
食堂を出られたあとは、おひとりで『ユニオン』の中にあるコンビニへ。
「お菓子コーナーをひととおり見たあとに、チョコレートとドーナツをお買いになっていました」(従業員女性)
さらに、その日の午後2時半ごろには、大学近くにある格安スーパーを訪れ、待ち合わせていた日本人の女子学生と合流。そのまま、おふたりで商業施設が集まるほうへ足を運ばれた。
「大学から歩いて15分くらいのところにスーパーやファストフード店などが立ち並ぶ日本の商店街のような場所があります。日本でもおなじみの飲食チェーンも多いので、留学生にとっては暮らしやすい街だと思います」(前出・リーズ大学OG)
佳子さまが街で立ち寄られたのは、『ウィルコ』という生活用品店。
「食器やフライパンやまな板などのキッチン用品を見たあとに、クッションカバーや掛け布団の寝具グッズを手に取りながら、じっくりと品定めをされていましたよ」(従業員男性)
寮生活に必要なものを買いそろえていらっしゃったのだろう。30分ほどで買い物を終えると、佳子さまは商品の入った大きなビニール袋をご自分でお持ちになって大学へ戻られた。
道端で飲食店の勧誘やビラを配る外国人たちから声をかけられると、その都度、立ち止まって笑顔でお答えになっていた。
街行く人々は、佳子さまの存在にまったく気づくことがなく、日本とは違って注目されない“自由な生活”を謳歌されているようだ。
急浮上した恋愛事情
一方で、今年の12月には23歳になられて、結婚も意識される年ごろの佳子さま。“恋愛事情”について皇室担当記者が説明する。
「一部の週刊誌では、テーマパーク『富士急ハイランド』などを運営する富士急行の御曹司と交際していると報道されました」
始まったばかりのイギリスでの暮らしで、どんなことをお感じになっているのか。また、ダンス留学や恋愛についてもお聞きしたいと、9月21日の午前中、外国人女性と寮を出られたところでお話を伺ったーー。
─一部で富士急行の御曹司の方とお付き合いしていると報道されていますが……。
「本当に申し訳ないんですけど、お話しできることは何もないので……。すみません」
このほか、どの質問にも答えてはくれなかったが、記者が最後に「留学、頑張ってください」とお伝えしたところ、笑顔で「ありがとうございます!」と、お返事された……。
その表情からは、「留学」への強い“意気込み”が感じられた。今回のイギリス生活は、佳子さまにとって充実したものとなるにちがいない。