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 話題の朝ドラ『わろてんか』。来週の見どころをご紹介!

 てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は、廃業した寄席の持ち主の亀井(内馬勝則)と母・啄子(鈴木京香)を説得、念願の寄席を手に入れた。開業準備を始めたが、肝心の出演者が決まらない。藤吉はトリを務める落語家を探し出し、あとは長屋の芸人たち、万丈目吉蔵(藤井隆)やキース(大野拓朗)たちに出演を頼んだ。

 ふたりの夢の寄席につけた名前は『風鳥亭』。風に乗って飛ぶ鳥のように、大阪中に笑いを広めたいという願いを込めたもの。なんとか初日を迎えた『風鳥亭』だったが芸人の芸はスベり、落語家もまったくウケない。客足が遠のく中、かつてのてんの許嫁(いいなずけ)で実業家の伊能栞(高橋一生)が現れた。

 彼はエンターテイメントをビジネスにしようと、本業である輸入業を人に任せ、外国の活動写真の買い付けを始めていた。藤吉を飲みに誘った栞は、同じ興業の世界に生きる者として、経営方針やてんのことで言い争いに。殴り合いの大ゲンカをしてしまう。

 しかし腹を割って思いをぶつけあったふたりは、逆に心を許し合うことに。栞は親交のある落語会の重鎮、喜楽亭文鳥(笹野高史)を紹介することを約束した。これぞ、男の友情の始まり!?

高橋一生が語る“男の友情”ーー「ふたりは同志なんです」

 クールな栞と、猪突猛進の藤吉。まったく違うタイプに見えるふたりだが……。

「置かれた境遇や性格は違うけど、実は同じラインの上にいる人間だと思います。おてんさんを大切に思うライバルのような関係でありながら、エンターテイメントの世界でお客さんを幸せにしたいと思う同志。純粋さは一緒で、男同士、殴り合って心を通わせるという気質があるのもおもしろいですね。“結局それで仲よくなっちゃうんだ”って(笑)」(高橋)