格、年の差、演技力…。不釣り合いの理由はそれぞれ
テレビドラマと言えば、脚本や作品性もさることながら、キャストの豪華さも大事な要素ですよね。昔ほどは騒がれなくなったかもしれませんが、作中におけるカップルの“組み合わせ”にも注目が集まります。
「こんなカップル最高!」ならいいのですが、「ちょっと似合わない……」なんて感じちゃう例もきっとあるハズ! というわけで、ここ1年ほどに放送された主な民放ドラマのなかで「ちょっと不釣り合いだな」と感じてしまった組み合わせについて、20〜30代の女性200人にアンケートを採ってみました(アイリサーチ調べ)。
■不釣り合いだと思った最近のドラマのカップルランキング
(※2016〜17年に放送された主な民放ドラマを対象に、1位3pt、2位2pt、3位1ptで算出)
1位『ごめん、愛してる』長瀬智也×吉岡里帆 86 pt
2位『突然ですが、明日結婚します』 西内まりや×山村隆太 70 pt
3位『フランケンシュタインの恋』 綾野剛×二階堂ふみ 64 pt
4位『逃げるは恥だが役に立つ』 新垣結衣×星野源 50 pt
5位『過保護のカホコ』 高畑充希×竹内涼真 49 pt
6位『ボク、運命の人です。』 亀梨和也×木村文乃 46 pt
7位『地味にスゴイ! 校閲ガール』 石原さとみ×菅田将暉 35 pt
8位『ウチの夫は仕事ができない』 錦戸亮×松岡茉優 31 pt
9位『あなたのことはそれほど』 波瑠×東出昌大 28 pt
10位『愛してたって、秘密はある。』 福士蒼汰×川口春奈 23 pt
2位の『突然ですが、明日結婚します』では、「不釣り合いというか演技が下手すぎてカップルに見えない」(29歳・千葉県)という辛辣な意見も。また3位の『フランケンシュタインの恋』でも、「二階堂ふみの演技が微妙」(28歳・山口県)という評価が。どうやら演技力も不釣り合いに見える原因といえそうです。
また、社会現象にもなった『逃げるは恥だが役に立つ』もランクイン。「見た目も性格も合わなそうだった二人が恋に落ちたから」(26歳・新潟県)など、設定の問題!? ……という意見もありました。
ほかにも、6位の『ボク、運命の人です。』では「女優が弱い」(39歳・東京都)、7位の『地味にスゴイ! 校閲ガール』では「菅田将暉に石原さとみはまだ早い」(29歳・宮城県)など、“格”という観点も大きそうです。
楽しく見ているからこそ目に付いてしまうのが違和感。ベストなキャスティングが望ましいですが、“賛否両論あってこそ”という好意的な見方もできそうですよね。
理想のドラマカップル! 女性はお馴染みの顔が揃う結果に!?
では、みなさんどんなカップルの組み合わせをドラマで見たいと考えているのでしょうか。ここからは、関係者必見かもしれませんよ!
まずは、今をときめくこんな組み合わせから。
●星野源×吉岡里帆「ふたりが共演しているCMが可愛くてすごく好きだから」(25歳・東京都)
●竹内涼真×小松菜奈「今どきの美男美女」(32歳・東京都)
●斎藤工×綾瀬はるか「真逆の組み合わせなので、どうなるか気になるので」(31歳・神奈川県)
●山崎賢人×吉岡里帆「どちらも好きだし、演技が上手だから入り込んでキュンキュンできそうなので」(29歳・愛知県)
たしかに、実現したらかなりの視聴率をはじき出しそうですよね。新鮮な組み合わせはもちろん、すでに見たことのある組み合わせをもう一度見たいという人も多いようです。
●仲間由紀恵×阿部寛「トリックでいいコンビだったので、是非恋愛をしてもらいたい」(28歳・神奈川県)
●明石家さんま×大竹しのぶ「夫婦だったときのエピソードが面白いので、ドラマで夫婦役で掛け合ったら笑えそう」(25歳・東京都)
●星野源×新垣結衣「逃げ恥のコンビがほのぼのしていて素敵だったから」(29歳・宮城県)
さらに、おもわずなるほど! と思っちゃう、ユニークな組み合わせについても声が集まりました。
●松本人志×天海祐希「ベテランの演じるコメディを見たい。天海祐希はシリアスもコメディも何でも演じられるから」(36歳・熊本県)
●松坂桃李×吉瀬美智子「大人の女が漂う女性と、年下の彼。だけど松坂桃李も色っぽいシーンは得意そうだから」(30歳・大阪府)
●松田翔太×シシドカフカ「どちらもクールで端正な感じだから」(32歳・東京都)
●ディーン・フジオカ×鈴木京香「イケナイ関係が上手く演じられそう」(29歳・滋賀県)
星野 源のほかは顔ぶれが散らばった印象の男性陣ですが、かたや女性陣は石原さとみや綾瀬はるかといった“テッパン”が目立ったほか、目新しいところでは吉岡里帆を推す声が比較的目立ちました。
また一方で、「俳優で見る作品を決めているわけではないから」(33歳・東京都)という人もチラホラ。“出演者より中身”という風潮は海外ドラマの影響からか日本でも聞こえてくる話ですが、そんな時代がやってくるのでしょうか?
一時期のブームは過ぎ去りましたが、毎シーズンたくさんのドラマが放送されていることには変わりありません。不釣り合いなのも味のひとつとして、どうせ見るなら楽しんじゃうくらいがいいかもしれませんよ?
<文 / 雛菊あんじ>