NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン・葵わかなと夫役・松坂桃李の母をそれぞれ演じている、女優の鈴木保奈美(51)と鈴木京香(49)。
いびり演技の鈴木京香、京女のはんなり演技の鈴木保奈美の姑対決が話題を呼んだ。
現役女優として第一線で活躍し続けてきた鈴木京香と、10年ほど芸能活動を休業し、子育てのため家庭に入っていた鈴木保奈美。演技対決ではなく美的な対決を制するのはどちら? 女性の美に詳しい美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。
――若い頃から安定した人気女優で、ほぼ同世代の鈴木京香さんと鈴木保奈美さんですが、ズバリ、おふたりの顔を比べるといかがですか?(2人の写真を見せる)
高須「どちらも文句なしの美女だし人気も高い。でも若見えという視点での比較は、鈴木京香さんが圧倒的に勝ち!」
――稼ぐ夫がいて可愛い子どももいる保奈美さんのほうが、女としては勝ち組に思えますが、美的・若さ的な対決ではそうなんですね。
高須「肌もきれいだし、体型も経産婦には思えないほどの細さだし、間違いなくおきれいな保奈美さんだけど、“劣化探偵・高須”として見逃せないのが、深く入ったほうれい線! 劣化したってネットでディスられるほどではないけど、このほうれい線ってのがくせ者なんです!」
――それは以前、石田ゆり子さんの回(※記事はコチラ)で話して頂いた、保湿などのケアの問題でしょうか?
高須「2人とも肌のケアはしっかりしてそうだけど、保奈美さんの問題は、顔の骨と肉だね。保奈美さんは若い頃はすっきりとした輪郭が美しかったけど、加齢で頬の肉が落ちたら、エラと頬骨の高さが目立つようになった。この骨格のせいで頬がこけて見え、ほうれい線が目立つようになったんでしょう」
――骨の問題! それは防ぎようがないですね。
高須「骨格は仕方ないからね。まぁヒアルロン酸注入でケアはできるけど。逆に若い頃はちょっとぽっちゃりした印象だった京香さんは、頬の肉が落ちなかったからほうれい線が目立たない。肉をキープしたことが若見えの勝因です」
――W鈴木世代の多くの女性が中年太りでダイエットに励んでますが、まさかそれが原因で老けて見えるとは……。
高須「あとは、休業して人目から遮断された保奈美さんと、ずっと人目に晒され続けていた京香さんの10年の差もあるかも。女優はUVケアとメンテナンスに命を賭けているから、一時的にでもその道から外れた保奈美さんは緊張感が緩んだでしょうし。やっぱり人の視線は大事だよ! 下手な美容液より効くからね。でも、そのブランクがあった割には保奈美さんはおきれいなので、表舞台に戻るまでに相当、回復プログラムを施したのかもしれない!」
――なるほど。ところで、今回の朝ドラで京香さんはケチな役のため地味な着物を着ていましたが、それでも美しさが際立っていました!
高須「それはいわゆる若作りをせずに思い切ってナチュラルにいったところと、あとは肌のきれいさがあるからかも」
――なるほど。石田ゆり子さん然り、アラフィフ女性は肌がそれほどに大事なんですね。
高須「そうです。それと若い頃より、ややぽっちゃりでいることだね。40歳を超えたら、ある程度の肉は財産ですよ」
――では、そんなおきれいな2人に、今後の美容の注意点があればアドバイスをお願いします。
高須「保奈美さんはもうやせないこと! 京香さんはそのままを維持すること。そして高須流・老化防止の3大対策『UVケア・保湿・睡眠』を大事にすること。それでもたるんだりしたら、ウルセラやサーマクールをかけましょう!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)