「不妊治療のクリニックの採精室に置いてある(アダルト)ビデオがあるんだけど、そのビデオに、その病院の男性の先生の趣味が出るんだっていうの(笑)」
11月28日、都内で行われた「仕事と出産」をテーマにしたセミナーに、産婦人科医の宋美玄さん、少子化ジャーナリストの白河桃子さんとともに登壇した東尾理子。
妊娠6か月ということで途中気分が悪くなったり、眠そうになる場面もあったが、ぶっちゃけトークを炸裂させた。
「中盤では、高齢での子育ての大変さについて“私も仕事をしていなくて子どもだけの生活だったら、虐待しちゃうと思う”といった爆弾発言や、不妊治療をする著名人はブログがキラキラしているという参加者からの声に“実際そんなキレイじゃないから!”と吐き捨てるように言っていました」(セミナーの参加者)
'09年12月に石田純一と結婚し、不妊治療を経て出産した彼女。今回の第3子は、長女の不妊治療中に凍結した、胚盤胞まで育った受精卵の残りだったという。
男性は精子の機能に敏感
「石田さんは“もういいかな”って感じだったんだけど、私はそのまま命を捨てたくなくて。(石田には)同意書にサインしてもらわなきゃいけないから。受精には1回4万〜5万かかるし、説得しました」
東尾はこれまでも赤裸々に不妊治療について語ってきた。しかし“不妊の原因”だけはメディアで話すことはなかったのだが……。
「最初に行った病院で、ベテランの女医さんに数値の検査結果の紙を見ながら言われたの。“石田さんの精子がダメですね”って」
と、ぶっちゃけたのだ。これは男性にはなかなか受け入れられないことのようで、同じくセミナーに登壇していた宋さんも、
「女性は排卵機能がないとわかっても、自然に妊娠できないんだとは思うけれど“私、女じゃないんだ”とはならないですよね。でも男性は精子が機能しないとなると“お前は男じゃない”と言われているような気になるんですよ」
とコメント。東尾も、
「そうそう。やっぱり男の人はそういうの気にするから!」
と、うなずいていた。
「石田さんの年齢ならば、精子の質の低下は不思議ではないことですが、これまで“不倫は文化”のプレーボーイで売っていて、実際にいしだ壱成さん、すみれさんというお子さんもいたので、まだまだいけると思っていたんでしょう。理子さんは、夫のプライドを傷つけないようにと公表を控えていたようです」(芸能プロ関係者)
石田のように、不妊の原因が男性にあることは決して珍しいことではないと話すのは、オークなんばレディースクリニックの田口早桐医師。
「年齢による生殖機能低下は女性だけでなく、男性もゆるやかですが、もちろんあります。何歳でも子どもをつくれる可能性はありますが、加齢が原因の染色体異常で受精がしにくくなります。
体外受精をするにしても、開始する年齢が若いほど成功しやすいです。今回の第3子は、東尾さんが39歳のときの卵子ですから、ラッキーだったと思います」
不妊の原因が男性にある場合は“心の問題”も大きいという。
「私のクリニックでも“(精子の)数値が悪かったらどうしよう”と気にして、検査を嫌がる男性は多いです」(田口医師)
今まで、不妊治療の経過や問題については隠さなかった東尾。不妊の理由を非公表にしたのは、夫・石田純一への愛だったのだ。