1980年代から活躍し、いまだ不動の人気を誇るダウンタウン。現在、多くの冠番組を持つお笑いコンビだが、過去にヒットした番組も数多い。そこで今回は、ダウンタウン出演の歴代レギュラー番組の中で「最も好きなテレビ番組」について、全国の男女200人に聞いてみた。
まず、第5位(8.5%)は1994年から2012年まで放送された音楽番組『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)。
ダウンタウンと出演アーティストによるトークが注目を集め、ゲストの意外な一面も知ることができた同番組。
アンケート回答でも、「アーティストとのからみが面白くて好きだった」(46歳女性)、「ふだん見られないアーティストの顔が見られたので楽しかった」(32歳男性)、「ミュージシャンをトークでいじる二人が好き」(39歳男性)といった声が目立った。
第4位(10.0%)は、1991年から1997年まで放送された『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)。
コントを主体としたバラエティ番組で、最高視聴率は24.2%。まさに、ダウンタウンが全国的な人気を得た番組である。理由としては、「コントが面白かった」(34歳女性)という意見が圧倒的多数。
さらに、「全体的に本気感があった」(33歳男性)、「めっちゃくちゃなところ」(34歳男性)といった声も。松本の人並み外れた発想のコントが印象に残っている人が多いようだ。
第3位(10.5%)には、1993年にスタートし、現在も放送されている『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)がランクイン。
10人ほどのゲストがさまざまなエピソードを披露するトークバラエティ番組で、「ダウンタウンがゲストの面白さを引き出すところ」(57歳男性)、「タレントに振る間が絶妙」(56歳男性)といった意見が。
さらに、「芸能人の私生活や私服センスなどは面白い」(45歳女性)と、番組の内容への高評価も見られた。
続いて、第2位(13.0%)はバラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)。
1989年にスタートし、現在も続いている長寿番組だ。基本的にオープニングの企画とフリートークという構成だったが、現在はオープニング企画がメインとなっており、「バカっぽい企画が面白い」(38歳男性)、「マニアックな企画をやるところ」(33歳男性)といった支持理由が寄せられた。
他には、「ダウンタウンらしさが出ている」(53歳女性)という声もあった。
そして見事第1位(16.5%)に輝いたのは、『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)。
もともとは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』で行われていた企画で、「ガキの使い」メンバーに次々と「お笑いの罠」が仕掛けられ、これに笑ってしまった場合、罰ゲームを受けるという内容だ。
2006年の『絶対に笑ってはいけない警察24時』から大みそかに放送されるようになり、「毎年どんなサプライズゲストが来るか楽しみだから」(31歳男性)、「笑いたいところを耐える姿が面白い」(41歳女性)、「年に1回ダウンタウンがどつかれるところが見たい」(71歳男性)などの声が見られた。
もはや、『NHK紅白歌合戦』につぐ、大みそかの代名詞的番組になったといえるだろう。
ランキングを振り返ると『ガキの使い』や『笑ってはいけない』シリーズが上位に。ゲストとのトークよりも、ダウンタウン独自の笑いが詰め込まれた番組が人気なのかもしれない。
◆ダウンタウンの「好きな番組」ランキング」
第1位(16.5%):『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)
第2位(13.0%):『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)
第3位(10.5%):『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)
第4位(10.0%):『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)
第5位(8.5%):『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)
第6位(8.0%):『水曜日のダウンタウン』(TBS系)
第7位(5.5%):『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)
第8位(4.5%):『リンカーン』(TBS系)
第9位(4.0%):『夢で逢えたら』(フジテレビ系)
第10位(3.0%):『リンカーン芸人大運動会』(TBS系)
(アンケートサイト「ボイスノート」調べ http://www.voicenote.jp/)