「活動休止は、翼さんのメンタルの問題がいちばん大きいでしょう。アイドルとしての道を貫く滝沢さんと、役者という生き方に魅力を感じていた翼さん。
タイプが全く違うこともあり、前から決して仲がいいとはいえなかったのですが……」(レコード会社関係者)
9月11日のデビュー15周年を迎える直前に突然の活動休止を発表した滝沢秀明と今井翼によるデュオ、タッキー&翼。9月18日に放送された『ミュージックステーション ウルトラFES2017』(テレビ朝日系)でのステージを最後に、活動再開のメドはたっていない。
「翼さんは'18年、シェークスピアを題材とした舞台『オセロー』で歌舞伎俳優・中村芝翫さんと共演、また舘ひろしさんが主演する『終わった人』で映画初出演を果たします。活動休止が決まってから、演技の世界にどっぷりですね」(舞台関係者)
アイドルとして不動の地位を築いていた滝沢と、常に比較されてきた翼。
'14年にはストレスが原因で、厚生労働省が特定疾患に指定しているメニエール病を患い、滝沢がひとりでステージに立つこともあった。15周年を目前に、その重圧は限界にまで達していたという。
「今年に入ってPVの撮影を翼クンが2回ドタキャンしてしまうことがありました。このことが活動休止を決定的なものにしてしまったそうですね。
最後のステージで滝沢さんは“個々のスキルアップを図るため”と表面上の理由を口にしていましたが、コンビ復活はかなり難しい状況でしょう」(レコード会社関係者)
活動休止が発表されて動揺していたファンたちの間にも、次第にあきらめムードが漂いはじめている。
「'12年から毎年のように12月に被災地・石巻で行っていた無料ライブも、当然ながら今年は開催されていません。いつも最後には“バイバイ”ではなく“また戻って来るね”と再会を約束して去っていくだけに、現地のファンからもため息が漏れているといいます」(芸能プロ関係者)
しかし、ファンよりも打撃を受けているのは、“王道アイドル”のスタイルを貫く滝沢なのかもしれない。
「毎年大みそかに行われているカウントダウンコンサートに'04年からこれまで皆勤賞で出演していましたが、もちろん今年はナシに。
滝沢クンは“ひとりでもいいから出たい”と事務所に直訴していたそうですが、“ひとりだけで出たらファンは絶対に翼の不在を意識してしまう”との判断で出演は叶いませんでした」(前出・レコード会社関係者)
翼を失ったタッキーが、ふたたびアイドル歌手として羽ばたける日は来るのだろうか……。