「作品は自分の分身みたいな感じがしているので、褒めていただけるとホッとします」
ドラマからバラエティーまで、さまざまなジャンルで引っ張りダコの松岡茉優(22)が、『勝手にふるえてろ』で映画初主演! 10年間、ひとりの男性に片思いをしている妄想癖のあるOL・ヨシカを演じている。
「私もずっと思いを寄せていた漫画のキャラクターがいたのですが、このままじゃダメだと思って高校のときに苦渋の思いで“お別れ”したんです。その作者の方の絵を見ると、今でもそのときの気持ちを思い出すので、今回演じたヨシカの気持ちはわかりますね。好きだったキャラクターの名前? 恥ずかしいのでナイショです(笑)」
片思いの相手を演じた北村匠海とは6年前にも共演経験が。
「ドラマ『鈴木先生』のときは北村くんがまだ中学1年生だったので、まさか自分の恋の相手になる日が来るとは(笑)。でも当時から演技に対してすごく真摯でまっすぐなのに、とても面白い表現をされる素敵な俳優さんだなって思っていましたね」
一方、ヨシカを愛してくれるリアル彼氏役を演じた渡辺大知には嫉妬心が!?
「シンガーでもあり俳優でもある渡辺さんは監督として映画も撮られているから、スタッフさんからの信頼も厚くて、現場を明るく盛り上げてくださいました。でも、私にはわからない撮影の専門用語で、監督と会話をされていたときは焼きもちを焼いていました(笑)」
女性ファンからもらって“うれしい言葉”
プライベートでは大のモーニング娘。ファンとして知られているだけに、“ふるえた”ことを聞くとこんな答えが!
「10月に音楽番組のMCをやらせていただいたのですが、過去最高に近い距離でモーニング娘。のステージを見たんです。佐藤優樹ちゃんというメンバーの決めの部分では、近さとナマで見ている興奮で本当に震えちゃいました(笑)。トークのコーナーで、最年少メンバーの羽賀朱音ちゃんにハグをされたのですが、近づいてきた瞬間に“これはヤバい!”と感情のスイッチを切ったので、そこは震えるというより“無”でした(笑)」
2018年が待ち遠しいとも語り、
「’14年以降は、モーニング娘。’17(ワンセブン)といったふうに、年が変わるとグループ名が変わるんです。でも個人的には、16や17って数字があまり好きじゃなくて(笑)。だから’18年になってモーニング娘。’18(ワンエイト)になるのが楽しみなんです♪」
女性アイドルに夢中になる彼女のファンも、女性が多いとか。
「男性ファンの方からの“付き合いたい”“結婚したい”という意見があまりなくて(笑)。いただくお手紙の大半は女性の方なんですが、“友達になりたい”って書いてあるとうれしいですね。友達って一生ものじゃないですか。だから『友達になりたい女優ランキング』があれば、いつか1位になりたいです」
女性なら、この作品に絶対、共感できると熱く語る。
「恋愛や生きるのに不器用な女の子ですが、ヨシカ的な要素って濃度は違えど、みんな持っていると思うんです。人間関係ってめんどくさいし、言いづらい過去を抱えたまま生きている人もいると思うけど、この作品でデトックスしてもらって、前向きな気持ちで明日を過ごせてもらえたらうれしいです」
<出演情報>
映画『勝手にふるえてろ』
12月23日(土・祝)~新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー