旧暦ではあるが12月14日と言えば、赤穂浪士が討ち入りを果たした日。
年も押し迫ったこの日、芸能人3人が記者会見を行った。赤穂浪士のように恨みを晴らせた松居一代、号泣釈明の藤吉久美子、そしてその夫の太川陽介。三者三様の会見であったが、松居の会見が強烈すぎて、ほかの会見が霞んでしまったのは否めない。
『ローカル路線バスの旅』が『2時間ドラマ』に負けてしまった。
それでも藤吉の号泣、太川の“神対応”について言及する人は多く、芸能界でも賛否両論が渦巻いている。太川について、
「男らしい。カッコイイ」
「神対応だ。立派」
と、たたえる意見が多い中で、藤吉に関しては否定的な意見が多く、
「いろいろ会見を見てきましたが、不倫疑惑釈明会見であんなに涙を流した女性はいませんね。なぜ、あれほど泣く必要があるのか、あの涙に違和感を感じた人は多いでしょう。誰かに、泣いて憔悴しきった様子を見せれば同情を買うから、とりあえず泣いとけ、とでも言われたんでしょうかね」(芸能レポーター)
また、
「昔、最初の夫である歌舞伎役者の坂東正之助(現四代目・河原崎権十郎)との路上抱擁を写真誌に撮られたことがありました。ああ見えて情熱家の一面があります。
密室で男性と何をしていたかという質問に対する“体をほぐしてもらった”という回答は、これまで芸能人の釈明会見ではなかったですね。“珍回答”のひとつに加えられるでしょう。妄想が掻き立てられ、彼女を見る目が変わりました」(スポーツ紙記者)
ボサボサ髪でほぼすっぴんの彼女が涙を流す姿に、熟成された“美魔女”の色気を感じた人も多く、
「会見を見ていたドラマ関係者はぜひとも官能シーンがある“大人のドラマ”に起用したいと言っていました」(前出・芸能レポーター)
“涙(るい)、涙(るい)”は功を奏した?
*『Lui-Lui』は1977年に発売された太川陽介のサード・シングルで、同氏の代表曲でもある。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。