12月29日から渋谷・NHKホールで行われている『第68回紅白歌合戦』のリハーサル。初紅白に緊張した面持ちの歌い手たちがいるなかで、舞台慣れした面々もたくさん。本番も迫った31日、そんな彼らの“ゆる~い”舞台裏エピソードを一挙大放出!
NHKの総合コント番組『LIFE~人生に捧げるコント~』で共演する司会・内村光良とのコラボにも注目が集まっている星野源。3度目の出場ということもあって、リハーサルでも余裕の表情。
歌合わせに入っても終始リラックスムードの星野。そばにいた女性スタッフが指を回しながら“巻き”の合図をほかのスタッフに送っている様子を見て、
「彼女の指の仕草が気に入ったようで、その動作を真似しては笑みを浮かべていました」(取材していた女性記者)
その後も星野はお気に入りとなった女性スタッフを“ロックオン”。
「本番ではドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の主題歌になった『Family Song』を披露するのですが、“あなた”という歌詞に差し掛かると、その女性の方を振り返り、ノセようと煽っていました」(同・取材した女性記者)
のちの囲み取材では「リハーサルではまったく緊張することなくできたのですが、本番では内村さんと一緒に緊張しているかもしれないです」とコメント。
本番も緊張せず、視聴者に神対応を!
城島茂「カメラに映るんやからとっときや」
場慣れといえば、こちらはもっとスゴい。SMAPを抜き、ジャニーズ歴代最多となる24回目の出場を果たすTOKIOだ。 '20年の「東京オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」のスペシャルアンバサダーにも任命されている彼らが披露するのは、代表曲『AMBITIOUS JAPAN!』。
今年は長瀬智也と山口達也のツインボーカルが予定されている。
「山口さんはリハーサル中、少し声を出しにくそうに歌っていました。演奏が終わっても“アンビシャース”“会いたくて 会いたくて”とフレーズを繰り返し口ずさんでいましたね。
それを見た長瀬さんが音響スタッフに“イヤモニの音が聞こえやすいようにしてほしい”と注文を出していました。メインボーカルに慣れていない山口さんを、長瀬さんがリードしているといった印象を受けました」(取材した男性記者)
言葉を交わさなくてもお互いを理解し合うメンバーたち。記者会見でも貫禄を見せつけていたという。
「どの質問にも回答する姿勢に、さすが! と思いましたね。国分太一さんが“司会は嵐のところで回っていて自分たちにこない”と自虐ネタで取材陣を盛り上げたかと思えば、山口さんは“(離婚したので)養育費を払わなきゃいけないので15年は働かないと”など、ぶっちゃけ発言を連発。みんな爆笑していました」(スポーツ紙記者)
そんな会見の直前に“ありのまま”の姿が目撃されていたのは松岡昌宏。
「松岡さんが知り合いのNHKスタッフとおしゃべりしていました。嵐の櫻井さんについて聞かれ、“成長したよねー”と後輩の顔を立てる発言をしたかと思いきや、リハーサルを観覧していたミッツ・マングローブさんに触れて“ミッツと木村(拓哉)くんって同級生なんでしょ?”と発言していました」(別のスポーツ紙記者)
キムタクと同級生なのはマツコ・デラックスなのでは……。
一方、リーダー城島茂は何をしていたかというと「女性スタッフからあぶらとり紙を受け取り、“みんな、カメラに映るんやからとっときや”と、メンバーに配り始めたんです。みんなで顔を拭いていましたね(笑)」(同・スポーツ紙記者)
さすがリーダー、自分だけでなくメンバーへの気遣いも完璧。
黒柳さんと司会・内村の絡みも本番の楽しみ!
最年長といえばスペシャルゲストとしての出演が発表された黒柳徹子。
半生を描いた『トットちゃん!』(テレビ朝日系)の主題歌『トモエ学園』を歌う福山雅治の曲紹介をするためにリハーサルに登場。8月に右足大腿骨を骨折したため、歩行補助具を使ってゆっくり歩きながら司会者のあいだに立ち、本番を想定した受け答えの練習を行った。
「客席後方に設置された電光掲示板に、台本内容が字幕で表示されるのですが、横書きで表示されていた台本が黒柳さんがいらっしゃってから縦書きに変わっていました。
'58年に史上最年少(当時)で司会を務めていた当時は電光掲示板のカンペなどがなかった時代。横書きよりも縦書きの方が読みやすいのではないでしょうか」(取材した男性記者)
NHKに入社し、テレビ放送開始とともに活躍し続けてきた“テレビの第一人者”である黒柳。掲示板の特別処置は当然といったところだろう。しかし、そのことでちょっとしたトラブル(?)が。
「これまでずっと横書きの台本を読んでいた司会者陣が少し読みづらそうにしていましたね。台本中に出てくる“Superfly”という言葉も、縦書きだと“l”“y”という文字が繋がって見えてしまって。
スラスラと受け答えをこなす黒柳さんと、ちょっとぎこちない内村さんという奇妙なギャップが生まれていました(笑)」(同・取材した記者)
歌だけでなく、司会者と黒柳のやりとりに注目してみるのも本番の楽しみ方のひとつかも!