銭湯とスーパー銭湯!?
コーヒー牛乳を置いているかどうかで違うとか!?
「明らかな違いは料金。銭湯は終戦直後の“物価統制令”が残っていて、各都道府県の条例で料金が定められていますが、スーパー銭湯は自由料金です。また銭湯は主に地域住民の利用頻度が高いですが、スーパー銭湯はより規模が大きく、入浴以外の娯楽性が高いため家族連れも多いです」
そう話すのは『ザ・東京銭湯』などの著者で、日本銭湯文化協会理事の町田忍さん。
スーパー銭湯は、銭湯と差別化するために“銭湯を超えた”という意味で銭湯に“スーパー”をつけたもの。ただし、以前は充実した施設=スーパー銭湯という認識だったが、近年は銭湯にも露天風呂などの設備が充実、境がなくなってきているとか。
牧師と神父
『キリスト教の歳時記──知っておきたい教会の文化』などの著者・八木谷涼子さんによると、
「プロテスタント教会にいるのが牧師。神父はカトリック教会および正教会の司祭に対する呼称です。厳密に言うと、プロテスタントにもごく一部に“神父”と呼ばれる人がいますが、カトリック教会と正教会には“牧師”と呼ばれる人はいません。また、神父は男性のみで、その地位についてからは結婚ができませんが牧師は女性もいて、しかも結婚が可能という違いがあります」
どちらも教会の礼拝をつかさどり、信徒を教え導き伝道をするという役割がある。ちなみに、牧師は英語でPastor(牧者の意)、神父は父親のような存在という意味でFatherと呼ばれているとか。
ハイヤーとタクシー
庶民的なのがタクシーでもっとセレブ感にあふれているのがハイヤー? 日本交通株式会社広報・野村さんに教えてもらった。
「タクシーは街中で手を挙げるなどの乗車意思を示して利用する“流し営業”が前提ですが、ハイヤーは完全予約制の“車庫待ち営業”。タクシーは乗車区間のみの料金を降車時に払いますが、ハイヤーは営業所出庫から戻るまでの全区間が請求対象。支払いに関しては後日、請求書を送付します」
タクシーが個人などの日常のシーンで利用される公共交通機関なのに対し、ハイヤーは黒塗りの国産高級車を用いたVIP送迎が主体。皇居を訪問するなど、官公庁や一部の企業では事前に配車情報を提供しなければ入れないケースも。
日本交通では、ハイヤーの乗務員はタクシーとは異なる教育プログラムを受けているとか。
リンスとトリートメント
花王広報の川上さんによると、
「リンスやコンディショナーは、どちらも主に髪の表面をなめらかにするもので、髪のすべりをよくすることでキューティクルの傷みを防ぎ、パサつきにくくします。トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて髪の状態を整えるもので、髪の傷みをケア・補修したり、髪の質感をコントロールするものなどがあります」
両方使ったほうがいい?「リンス・コンディショナーの機能を併せ持つタイプがほとんどなので、シャンプーの後はトリートメントだけでも十分な仕上がりが得られます」
リンス・コンディショナーとトリートメントの定義はメーカー間で不統一。パッケージからチェック。
ヒョウとアラレ
雪やこんこ、霰やこんこ! 同じように空から降ってくる雹との違いって?
「氷の粒がぶつかったり、くっついたりしてできた雹と霰の違いは大きさ。直径2~5ミリのものを霰、霰が直径5ミリ以上になると雹と呼びます」と気象庁。
雹は5月や10月などの春や秋に降ることが多い。地面付近は暖かいのに対し上空に冷たい空気があり、積乱雲が発生しやすくなるためだそう。
過去最大級の降雹は、1917年に埼玉県北部に降った直径29.5センチ、重さ約3400グラムのもの。付近の田んぼには51.5センチもの穴があき、屋根や雨戸を突き破って屋内に入った雹の塊もあったとか。自然を侮ってはNG!