「いつでもどこでも、0円で、シワやたるみがケアできる」と話題の“顔ヨガ”。興味はあっても、実際には「忙しくて……」「なかなか続けられない」という人も多いのでは? 実は、もっとも顔ヨガをするのにふさわしいタイミングこそ“ながら”なんです! 朝、昼、夜にできる選りすぐりの“ながら”顔ヨガをご紹介します!
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顔の筋肉を縦に横にと動かすことで、たるみが引き締められると話題の“顔ヨガ”。ユニークな表情を、テレビや雑誌で見かけたことのある人も多いのでは?
そんな顔ヨガ講師として大活躍中の間々田佳子さんに、コツを聞いてみました。
「顔には約60の表情筋がありますが、現代の日本人はその2割しか使えていないと言われています。使われていない筋肉は衰えて血行が悪くなり、たるみにつながります。だから、ちょっとずつでもこまめに、まんべんなく筋肉を動かすことが大切。それには、“ながら”が最適なんです!」(間々田さん)
実は、間々田さん自身も顔ヨガは“ながら”で行っているそう!
「毎日、顔ヨガをしていますが、レッスン時間以外はすべて“ながら”です。顔ヨガをいつでもどこでも、移動しながら、テレビを見ながら、お風呂に入りながらなど、ちょっとした合間の時間で行っているんですよ」
しかも、顔ヨガを“ながら”で行うことで、こんなメリットもあるとか。
「時短はもちろん、何かの行動や道具と顔ヨガのポーズを頭の中で結びつけることで、習慣化しやすくなります。2週間ほど続けるうちに、条件反射のように、そのものを見るだけで無意識に顔ヨガのポーズをしたくなってくるはずです」
間々田さんによると、日常のあらゆる場面で、ながら顔ヨガをするチャンスにあふれているそう。しかも、時間帯によって、ぴったりの顔ヨガがあるのだとか。
「朝は、起きてベッドの中で伸びをしながらや歯磨きをしながらなど、身支度をしながらできる顔ヨガを。しかも、顔の筋肉全体をウォーミングアップし、効率よく脳を活性化できるポーズがおすすめ。シャキッと目が覚めて、日中に豊かな表情をつくりやすくなります。昼は、過ごし方に応じて気になる悩みを解消できるポーズを。夜は、お風呂やベッドでリラックスしながら、1日の表情のこりや緊張をときほぐす、ゆったりとした動きのポーズがおすすめですよ」
気になるお悩みを解消できる顔ヨガポーズをみなさんの生活スタイルに合わせて取り入れていけば、無理なく続けられそう。
「用意するものは一切ナシ。いつでもどこでもできて、お金もかかりません! それでいて、高級エステに負けないくらいの効果が実感できるんです。今回紹介する“ながら顔ヨガ”は、身の回りにあるものをフル活用。道具とポーズがリンクすると、より効果を実感しやすくなります」
「顔ヨガで顔の筋肉を動かし、血行がよくなると、クマやくすみの改善に効果的。さらに、静脈のすぐ近くを流れるリンパの流れもよくなるので、老廃物をきちんと排出することができ、むくみやくすみもすっきり! 顔ヨガでどんどんキレイになってくださいね」
朝のながら顔ヨガ
■タオルdeほっほっほーっ!
【まぶたのたるみ解消】【目の下のむくみ解消】
朝の洗顔後、タオルで顔をふきながらできるのがこのポーズ。「ほ」の口で、鼻の下と目の下の筋肉をグッと伸ばしながら、目線を上に向けます。そのまま目を開けたり細めたりして、目の下の筋肉を鍛え、目元のたるみを解消。
■おちょぼ口の棒引き
【口まわりのたるみ解消】【ブルドッグ顔解消】【口元の引き締め】
歯磨きタイムに口のまわりの筋肉を鍛えられるのがこのポーズ。歯ブラシをくわえて口をすぼめたまま、前、左、右へ引っ張って頬をストレッチ。歯を使わずに、唇と口輪筋の力だけで歯ブラシをくわえることによって、口角からあごに向かって伸びるマリオネットラインの予防にも効果的です。
昼のながら顔ヨガ
■おいしい顔
【素敵な笑顔に】【口角アップ】【滑舌アップ】
鏡で自分の顔を見るたびに行いたいのが、このポーズ。口角をキュッと引き上げて、にっこり笑顔をつくったら、舌をグッと前に突き出します。舌先を尖らせたまま上唇に沿ってゆっくり5往復。口角は上げたままキープして!
■コップdeゴクゴク
【二重あご解消】【口まわりのたるみ解消】
コップに口をつける際、意識したいのがこのポーズ。下唇をうーっと突き出しながらすぼめましょう。その細い隙間からドリンクをゴクゴク吸うようなイメージで。あごの下のストレッチで、フェイスラインがスッキリ!
夜のながら顔ヨガ
■口角目線ブランコ
【左右のバランスを整える】【まぶたのたるみ解消】
バスタイムにシャワーを浴びながら行いたいのがこのポーズ。右手でシャワーを左肩にあてながら、目線と口角を左斜め上に持ち上げます。顔は正面のままキープ。反対側も同様に行い、顔の左右バランスを整えましょう。
■グリグリお~
【顔全体をリラックス】【頭皮リフトアップ】
髪を洗いながら頭のこりがほぐせるポーズ。手のひらの付け根をこめかみにあて、力をかけながらグリグリと円を描くようにほぐします。最後に「お~」と言いながら手のひらを押し上げて側頭部の筋肉全体をほぐします。
※外部配信先で記事をご覧の方へ:顔ヨガの詳しい画像は週刊女性PRIME内の写真ページにあります。