「休んでいる間に、(裏番組が)強敵だらけの状況になっていたので……まずは何チャンネルに追いつけばいいんでしょう(笑)」
各分野の一流アスリートたちの素顔や裏側に、浜田雅功(54)が迫る伝説のスポーツバラエティー『ジャンクSPORTS』が、日曜よる7時枠でおよそ8年ぶりに復活。実は浜田も、デビュー前にはあるプロ選手を目指した過去が!
「高校3年生のときに競艇選手の試験を受けたことがあるんです。当時、外出もできないような厳しい全寮制の高校に通っていたから、卒業したら遊んで暮らしたいなって。それで競艇選手は背が低くて体重が軽いほうが有利だって聞いたので、ピッタリだなと。何より金も稼げるらしいぞと(笑)。
特にやりたいこともなかったので、とりあえず1回、試験を受けてみたんです。試験の日は学校からも出られるので、終わった後は遊びに行けるしね(笑)」
競艇選手(現・ボートレーサー)養成所の合格倍率は約40倍という狭き門。しかし競艇選手の道はスッパリあきらめることに。
「競艇学校の2次試験とNSC(吉本のお笑い養成所)の面接の日が一緒だったんですよ。競艇選手より、お笑いのほうがもっと遊べそうだなという理由で、吉本のほうを選びました(笑)」
でも、競艇選手のトップでも年間の獲得賞金は2億円強なので、今のほうが稼げているのでは……?
「(笑顔で)こらっ!!」
2月18日放送のテーマは“指導者”。自分のセカンドキャリアについて考えたことはありますか?
「(大橋)巨泉さんのようにセミリタイア生活をしたい、ってことは少し前に冗談半分で言ってましたけどね(笑)。でも、そんな生活も、巨泉さんぐらいすごい人じゃないと無理だと思うので、あくまで理想ですけど」
ちなみに後輩芸人にお笑いについて指導することはないと笑う。
「一緒に遊んでいる中で“そこはかぶせんかいっ!”といった感じで言うぐらいですね。名前を言ってもわからないぐらいのガラクタみたいな芸人たちなので、たまに仕事のチャンスを与えても生かしきれないのが残念(笑)。早く売れてほしいんですけどね」
まずは自分たちがしっかりして、いかにキープできるか
番組にゲスト出演するトップアスリート同様、長年お笑い界のトップを走り続ける浜田。そんな彼に“追われる立場”について聞いてみると……。
「今の時代はテレビに出る以上に、持続していくのが大変だと思うんです。一時はあんなに引っ張りダコだったのに、最近見なくなったな……って人たちがたくさんいますから。だから誰かに追われているとか、追いつこうというよりも、まずは自分たちがしっかりして、いかにキープできるかってことしか考えていないです」
約8年間の番組休止期間中に、アスリートたちにも変化があったようだ。
「最近のアスリートの方々は、しゃべりがうまいですね。以前は本番になると、なかなか打ち合わせどおりに話せない方が多かったですけど。だから何も困ることはない(笑)」
異業種の人たちとのトークは、大きな刺激にもなっている。
「新しいアスリートたちがどんどん出てきて話していて楽しいので、いろんなジャンルの方たちを紹介していきたいですね。2年後には東京オリンピックがあるので、そこまで番組が続けば『ジャンクSPORTS』ならではの応援の仕方もあるのかなって」
記者会見では「(放送期間は)1クールじゃないんですか?」と冗談を飛ばしていた浜田。
「そこは局の人が決めることなので、もし1クールで終わるなら仕方がない(笑)。でもスタッフ一丸となり頑張って、強敵ぞろいの中、少しでも長く続けられたらいいですね」
■番組情報
『ジャンクSPORTS』毎週日曜、夜7時~。フジテレビ系。出演/浜田雅功、永島優美(フジテレビアナウンサー)