ビートたけし

「独立のウラには、やはり愛人といわれる女性・Aさんの存在がとても大きいんですよ」(芸能プロ関係者)

 ビートたけしが、自身が立ち上げた事務所・オフィス北野を3月末で退社し、4月からは新事務所『T・Nゴン』を立ち上げ、そちらを拠点に活動していくという。

オフィス北野の森昌行社長によると、たけしさん自身から、“軍団を含め、これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい”との申し出を受けたそうです」(スポーツ紙記者)

 たけしとともにオフィス北野を設立した森氏は、もともと番組制作会社に勤務しており、'80年代の漫才ブームのころからたけしと苦楽をともにしてきた仲だ。

今回の新事務所は、たけしさんが森さんに対して“ビジネスパートナー”と説明しているAさんと共同で作ったものです。Aさんは'14年に初めて報道されて以来、たびたび“たけしの愛人”と報じられている女性なのです」(前出・芸能プロ関係者)

 Aさんについては、弟子である『たけし軍団』の面々も頭を抱えていたという。

「独立にあたって、軍団メンバーからの引きとめもかなりあったそうです。それでも彼は制止を振り切って、独立の道を選んでしまった。関係者からすれば“殿”と崇めるたけしさんを、Aさんに取られてしまったという思いが強いでしょうね」(同・芸能プロ関係者)

 たけしには軍団とともに、もうひとつ太い縁がある。それは'83年に結婚した4歳年下の幹子夫人の存在だ。

たけしさんは、Aさんと出会うまでは、奥さまと別居こそしていましたが毎週、金曜日は必ず一緒に食事をすることを夫婦のルールとしていました。しかし、彼女と出会って以降は、その食事の回数も少なくなってしまったようですね」(同・芸能プロ関係者)

 今回の独立で、離れてしまった夫婦の距離がさらに広がりそうだという声も。

「たけしさんの給料は、オフィス北野から彼にではなく、1度奥さまに振り込まれる形になっていました。

 そのお金の大部分に加えて、これまで稼いだお金や、都内一等地にある豪邸まで奥さまに渡す準備をしているとか。これからは、すでに同棲中と報道されているAさんとともに生活していくつもりなのでは……」(同・芸能プロ関係者)

 たけしはテレビ番組以外にも、“映画監督・北野武”として数多くの大ヒット作を世に出してきた。その映画の製作にも暗雲が立ち込めている。

「たけしさんの映画は、初期を除き多くがオフィス北野による製作、配給です。森社長がプロデューサーとして製作費の捻出など大変な尽力を重ねたからこそ、多くの作品を作ることができた。

 しかし、独立により、今後は同じ製作スタッフやキャストで作っていくことが難しくなってしまうでしょう。これまでの北野映画はもう見ることができないということです」(同・芸能プロ関係者)

映画制作も、五輪演出も……

 テレビでは辛口の意見をズバズバ言うことでおなじみのたけしも、もう71歳。“大きなもの”を背負うことに疲れてしまったのかもしれない。

昨年末に開催された『報知映画賞』で、たけしさんは坂本龍一さんと18年ぶりに対面しました。

 坂本さんがたけしさんにニューアルバムを渡したことなどが報じられましたが、その裏で'20年に開催される東京五輪の演出オファーに関して、ふたりで“俺も断った”と盛り上がっていたんです」(広告代理店社員)

 あれだけやりたいと言っていたのに、どうしちゃったの? やはり“映画も五輪もやらない”と老い支度を始めたということなのか……。

 北野映画の今後と五輪演出の件について、オフィス北野に話を聞くと、

映画に関しましては白紙の状態です。引き継ぎなども多く手が回っていません。

 五輪については、坂本さんがそのような話をされていたことは事実ですが、北野に対し事務所にそういった正式なオファーが来ていませんので……

 このまま愛人とともに第一線を退いてしまうのは、あまりにも寂しい。“たけし”を、“武”を、そして“TAKESHI”を求めるファンはまだまだ世界中に多くいるはずだからーー。