「毎朝、5時半に起きて息子のお弁当を作っています。朝ドラの撮影があるときは特に大忙しで、“いってらっしゃい!”って息子を送り出したら今度は自分の準備をしてスタジオに向かう。お弁当の中身ですか? 基本的にはお肉、スタミナですね。食べ盛りなので、まぁよく食べるんです(笑)」
連続テレビ小説『半分、青い。』で永野芽郁(めい)演じるヒロイン・鈴愛(すずめ)の母親・晴(はる)を演じ、その“お母ちゃん”っぷりが話題の松雪泰子(45)。実はプライベートでも高校3年生の息子を持つ母親で、
「何よりも子どものことがいちばん。それは晴さんも私も同じです。親の思い、愛情はスゴイですよね。鈴愛のルーツともなる楡野家なので、母親役は重大な任務だと思っています。優しさと愛をしっかりと表現していきたいです」
劇中では町の食堂を切り盛りする“ふくろう商店街”指折りの美人おかみに! 松雪いわく「晴さんは肝っ玉母ちゃんに見えて、実はすごく泣き虫」だそうだが、そんな彼女も最近“号泣”した出来事が。
「息子の学校行事で合唱コンクールがあるんですが、クオリティーが高くて本当に素晴らしいんです。みんな一生懸命、練習して少年少女が歌うピュアな姿に、毎年感激して泣いてしまって。卒業式? もう考えただけで涙が……。親バカになっちゃうので、これ以上、言うのはやめときます(笑)」
なんとも微笑(ほほえ)ましいエピソードだが、今回“娘”となる永野のことも可愛くて仕方がないようで、
「芽郁ちゃんは本当にキュート。LINEでもつながっていて、連絡もとり合っています。この前は仕事で地方に行ったので、お土産におまんじゅうを買ってきました(笑)。ヒロインってやっぱり大変じゃないですか。現場を離れているときも母親のような気持ちで見守っています」
朝ドラといえば、長丁場の撮影。これからまだまだ現場は続くが、乗り切るために気をつけていることは?
「やっぱり食べ物ですね。玄米おにぎりと、野菜スープは魔法瓶に入れていつも持ち歩いていて。長時間の撮影で、お昼を食べすぎてしまうと集中力が途切れてしまうので、なるべく血糖値が上下しないように工夫して食べています」
45歳とは思えぬ若々しさ。最後に美の秘訣を教えて!
「体幹トレーニングをして、身体はわりと鍛えています。あと、睡眠を大事にしていて、お仕事で遅くなるとき以外は22時30分には寝るようにしているんです。なかなか忙しいと難しいとは思うのですが、睡眠をきちんととっていると回復が全然違うのでオススメですよ!」
これって、私だけ?
「起きる時間だけじゃなくて、寝る時間にも“そろそろ寝る時間ですよ”とお知らせしてくれるアラームを設定しているんです。もちろん朝も目覚ましをかけています。でも起きてから少しはゴロゴロしたいじゃないですか。だから起きる30分前に、“起きる準備をするため”のアラームを設定しているんです(笑)」