嵐の二宮和也と元フリーアナウンサー・伊藤綾子の熱愛がジャニーズファンをざわつかせている。
『女性セブン』が、二宮のマンションに連泊する伊藤の姿をキャッチしたのは'16年7月。その後、破局したという噂も出たが、同誌は今年4月26日号で再び二人のデート現場をキャッチした。まぎれもなく交際は続いていたようなのだ。
伊藤が二宮より3歳年上ではあるが、独身の二人が交際することは何も咎められることではないのだが、熱烈な二宮ファンにとっては看過できないのだろう。SNSの書き込みなどを見ていてもファンの悲鳴だらけだ。
そんな中、二人のデートを報じた号の翌週の同誌(5月3日号)には冒頭のカラーページで二宮のインタビュー記事が登場している。
「えっ⁉」
と思った人はかなり週刊誌通だと言える。
スキャンダル後にインタビュー記事掲載の不思議
芸能人や著名人のスキャンダルを扱う週刊誌にも、実は“タブー”が存在する。
「よく言われるのは“作家タブー”です。大手の出版社は週刊誌だけでなくいろいろな書籍を発行しています。
その中には小説やマンガもあり、作家先生は会社にとって大切な人たちです。その人たちのスキャンダルは基本的には扱いません。またタレントの写真集やカレンダーなども作りますから、その人たちのネガティブな記事は掲載しないのは当然のことです」(週刊誌記者)
また、
「週刊誌と芸能事務所との関係性も絡んできますが、昔と違い、ベッタリと言うよりも今は持ちつ持たれつの関係が多いですね。所属タレントのスキャンダルも扱えば、ヨイショ記事や宣伝記事もやるという具合に」(前出・週刊誌記者)
だが、次号でカラーページでのインタビュー記事を組んでいるタレントのスキャンダルを前号で扱うことがあるのだろうか?
「あまり聞いたことがないですね。これから売り出そうとするタレントの場合に、先に話題作りをしてからということはありえますが、二宮は当てはまりませんからね。
カラーページのインタビューは二人のデートキャッチよりも前に終了しているはずですから、雑誌側も忖度しますし、事務所に通知せずに記事を掲載することはないでしょう。普通なら事務所は、止めてくれと言うでしょうし」(前出・週刊誌記者)
“デート記事”のお詫びと取れないこともないが、そこには何か深いワケがありそうだ。
「二人が交際を続けていることは広く知られていました。伊藤が事務所を辞めたことで“結婚が早まるのでは”と複数の週刊誌が動き始めました。すでに写真を撮っているところもあったので、先に記事にされてはマズいと急いだ可能性は大きいです。
本来はインタビュー記事が先に出るはずだった可能性も捨てきれませんね」(芸能レポーター)
だったとしても、二宮サイドが記事掲載を了承するとは考えにくい。そこで考えられるのは、今回の報道を利用したかったのではないかということ。
「人気アイドルの熱愛となると、ファンが悲観したり怒ったりすることはよくあります。今回の場合は女性が年上であることと、交際が発覚する前からSNSで盛んに“匂わせ”ていたことなどで、ファンの気持ちを逆なでしてしまいました。
それで“相手の立場を考えていない。人気アイドルと交際する資格がない”などと、伊藤に対して風当たりが強くなってしまいました」(前出・芸能レポーター)
伊藤のファンという男性は多いが、例の“匂わせ”ブログのせいで、彼女を嫌う女性も多い、特に二宮ファンは許せないようである。
「バッシングが伊藤に集中したため、結果、二宮にとって大きなダメージを受けることがなかったように見えます。
これで二人が別れてくれたりすれば、二宮のファンが騒ぐことも、離れることもないでしょうから、事務所としては一安心なんじゃないでしょうか」(前出・芸能レポーター)
二人のゴールまでは険しい道が続いている⁉
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。