「ありがとうと言える場を作っていただき、ありがとうございます。2連覇して金メダルを持ち、ただいまと言える状況をうれしく思います!」
4月22日、平昌五輪の男子フィギュアスケートで2連覇を成し遂げた羽生結弦が、地元の宮城県仙台市で凱旋祝賀パレードを行った。沿道には10万8000人のファンが全国から駆けつけた。
パレード当日は仙台が大フィーバーに見舞われていたが、同じくらいアツい場所が宮城県内にあった。それは東京エレクトロンホール宮城で、歌手の大黒摩季がライブツアーの仙台公演を行っていたのだ。
「チケットは完売の大盛況でした。ロビーには著名人からの祝い花が飾られていたのですが、そのなかにパレードの主役だった羽生選手のお花もあったんですよ」(ライブに参加した男性)
羽生ファンの間では、
「パレードと同じ日だから、お花出したのかな?」
という声もあったが、実はこのふたり、意外な深~い絆で結ばれているのだ。
「羽生選手が毎年出演しているアイスショー『ファンタジー・オン・アイス』の昨年の幕張公演に、大黒さんがゲストミュージシャンとして出演したんです。
羽生さんは、彼女の代表曲『ら・ら・ら』に合わせてパフォーマンスを披露していました」(スポーツライター)
大黒の所属事務所に羽生との関係を聞いてみると、快くコメントを寄せてくれた。
「出会いはリハーサルのときでした。私が歌っていたら羽生くんがウォーミングアップをしにひとりでステージ近くの客席に来て、時折こちらを見て笑ったりしていたので、“声をかけようかな。でもアップ中だし……”と少々悩んでいたんです」
彼女はタイミングを見計らい、リハーサル終わりに話しかけることに。
「“お疲れさまです。今日はよろしくお願いします!”と声をかけたら、“本物だ!”と言われたので、“こちらもそうですから!(笑)”と笑い合って……。無邪気で、それはもう可愛らしく、はにかみながらの、あの結弦スマイルにやられました☆」
羽生は五輪、大黒は47都道府県ツアーで忙しくしていたため、その後会うことはできなかったそう。もともと彼女はフィギュアスケートの大ファンでもある。
「羽生選手も大の音楽好き。大黒さんの曲を聴いてモチベーションを高めることもあるそうです」(スポーツ紙記者)
羽生が自身の曲を聴いていることについて尋ねると、
「世界一になった羽生くんのそばに私の歌があったなんて光栄の極みです。とにかくアイススケート・ファンとして、陰ながら応援してるおばさんとして、もうこれ以上ケガもなく、自分を追い込みすぎずにスケートを楽しみながらステキな時を過ごされることを祈っております」(大黒)
熱い歌姫と氷の絶対王者の絆はこれからも続いていく。