「TOKIOと言えばメリー喜多川副社長のお気に入りグループです。脱退こそさせても、ジャニーズ事務所には残留させるものとばかり思っていました。被害者女性側とは和解に持ち込んでいただけに、一転して予想以上に重い“処分”ですよ」(芸能プロ間関係者)
5月6日、女子高生への強制わいせつ事件を起こした、TOKIOの山口達也さんとの契約を解除することをジャニーズ事務所が発表した。発覚後は無期限謹慎だった彼に、ここにきて“クビ”を言い渡したのだった。
「4月30日に城島茂らメンバー4人と会談し、“辞めたい”と土下座して退職願を渡したとされますが、山口は26日の謝罪会見で“戻りたい”と話していたばかりだったのです。この十日余りの間に何があったのでしょうか……」(同・芸能プロ関係者)
確かに山口さんは“退職願”を事務所ではなく、メンバーの城島に預けていた。本当に辞めたいのであれば直接、会社である事務所に提出するのが一般的ではあった。山口さん本人としては、4人に処分を“止めてもらいたい”気持ちがあったのかもしれない。
しかし、TOKIOの周囲では、それを認められない空気になっていたとも。その一因がスポンサーへの顔向けだ。
「彼らには多くの企業がCMを出広していました。中でも宅配便最大手のヤマト運輸は、とくに遺憾の意を示していたといいます。というのも'11年に道路交通法違反で書類送検された際に、非常に深く反省していることから“お咎めなし”としたのです。が、これが2度目、しかも今回は被害者がいるだけに信用するほうが無理でしょう」(広告代理店関係者)
ジャニーズとしてもナショナルクライアントは失いたくないのは当然のこと。しかもヤマトホールディングスは’20年東京五輪・パラリンピックのオフィシャルパートナーでもある。そのフラッグツアーのスペシャルアンバサダーを務めているのがTOKIOだ。
「彼らが“’20年の顔”を降りるとあってはスポンサーにも迷惑をかけるということです。利益損得だけでなく会社としての面目を保つためにも、いくらメリーさんのお気に入りといえどもケジメをつけるしかなかったのでは? 今後は4人で継続して活動をしていくのではないでしょうか」(同・広告大店関係者)
グループと会社を守るためにやむなしといったところか。