Nissy

 AAAのメンバーであり、俳優としても活躍する西島隆弘(31)のもうひとつの顔が、’13年からスタートしたソロ名義“Nissy”でのアーティスト活動。自身初のソロLIVEツアーであった全国7か所14公演のアリーナを回ったあとに『Nissy Entertainment 2nd LIVE』のファイナルとして、4月25、26日に初のソロ東京ドーム公演を開催した。

 客席がびっしりと埋まった約3時間半のライブは、まさにびっくり箱! センターステージから左右にのびる花道に一直線に置かれた高さ約9メートルまで噴き上がる噴水の下で濡れながら『Aquarium』を熱唱するセクシーな姿を見せたかと思えば、ミュージックビデオ(MV)と連動したランタンをイメージさせる264個のライト付きバルーンをアリーナ席上空に飛ばした幻想的な光景の中で『愛tears』をしっとりと歌い上げる。

 今度は、大きな段ボールの中から犬の着ぐるみに身を包んだNissyが登場! 着ぐるみを脱ぐとすぐに120人ものダンサーとともに『DANCE DANCE DANCE』で圧巻のラインダンス。まだまだ終わらず、リクエストコーナーでは、久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』で聴かせ、ラストの『The Days』では、MVで共演をしたことから、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンからスヌーピー、チャーリー・ブラウン、ルーシー、エルモ、クッキーモンスター、アーニー、バートが駆けつけパレードを!

Nissy

 演出、衣装、映像とすべて本人がプロデュースし、”脳みその限界に挑戦した“Nissyエンターテイメントは、アンコールでも。高さ30メートルまで上がる気球に乗って登場すると、新曲を初披露しながらドームの3階席のファンにもご挨拶。

 「アンコールありがとうございます。生涯みなさんが何歳まで生きるかわからないけど、その何十年間の中に、今日という日、僕という存在を選んでチケットを買ってここに来てくれたこと、本当にありがとうございます。僕という存在を選んできてくれたことを本当にうれしく思います

 と深々と頭を下げる。

「面白そうとか、歌聴きたいなとかいろんな思いを込めてチケットを買って見に来てくれて。遊園地でもなく映画でもなく、自分の仕事でもなく、僕のエンターテイメントを選んでくれたことを本当にうれしく思います。もうちょっとやりたかったけどね、また頑張って作るから!

 アンコールも終わり、バックステージの姿が映し出され、これで最後かと思いきや、デビュー曲『どうしようか?』をサプライズで歌唱! 最後の最後まで驚きと感動、幸せに包まれた一夜が幕を閉じた。