小山慶一郎(2018年元旦初詣)

 『NEWS』の小山慶一郎と加藤シゲアキが絡んだ“未成年飲酒”疑惑が浮上、まさにいま世間を騒がす“ニュース”となっている。これを受けて、ジャニーズ事務所は小山に一定期間の活動自粛処分を下した。

 ことの発端はインターネット上に流出した音声データ。

カラオケボックスか、カラオケバーのようなところだと思います。音声を聞くと、マイクを持った男性がイッキ飲みのコールをして、名前を呼ばれた女性がイッキ飲みをするような様子が伝わります」(スポーツ紙記者)

 小山と加藤が、合コンに参加していたというだけなら、さほど問題にはならないと思えるのだが、イッキ飲みを勧められていた女性が、まだ二十歳(はたち)に満たない未成年者であったというから、話は違ってくる。

 SNS上での関係者の告発だけでは事実かどうか、はっきりしなかったが、『週刊文春』(6月14日号)の報道では、同誌が飲み会の現場にいた女性に接触し、未成年であることと飲酒したことを確認している。

知性派アイドルは虚像?

 小山は明治大学出身。アイドル活動だけでなく、現在は『news every.』(日本テレビ系)でキャスターも務めている。一方の加藤は青山学院大学を卒業後、'12年に小説家デビュー。『ビビット』(TBS系)ではコメンテーターを務めている。

 今ではふたりとも、知性派アイドルとして幅広くファンを獲得している。

NEWSは過去、立て続けにメンバーの“未成年飲酒”騒動がありました。しかし彼らも今は30歳を越え、いい大人です。最低限の常識は持っていて当たり前です。まして、今の仕事の立ち位置を考えたら、そんな軽はずみな行動はできないはずです」(ワイドショースタッフ)

 ところが、一部女性週刊誌では、なぜか彼らを擁護する記事を掲載している。

 その内容は、女性が二十歳だと偽っていたから、ふたりはだまされた。また、同席していたほかの女性が、音声を流出させた疑いがあるのでは? といったもの。そしてプライベートな記録のネット流出が社会問題になっていると、話は別の方向にーー。

芸能人同士の夫婦が離婚で揉めているときに、競合誌が夫サイドと妻サイドに分かれて報道する場合がありますが、今回は事情が事情だけに、無理がありますね。

 『文春』の報道によれば、小山はその女性と複数回、接触しているというし、女性もまたSNS上ではかなりの有名人。年齢を知らなかったという“言い訳”は通じないでしょう。

 “知性派アイドル”だからというこでファンになった人たちは落胆しています。彼らはキャスター、コメンテーターとして勉強しなきゃならないことがたくさんある。遊んでいる時間はないはずです」(前出・ワイドショースタッフ)

 脇が甘かっただけでは済まされない。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。