「ジャニーズOBが集まって、お祭りができればいいかなと。みなさんには劇団の名づけ親になっていただきたい」
5月31日、舞台『ちちいく~父、逝く…~』の会見でこのように話したおりも政夫。彼は'70 年代を代表する元祖ジャニーズアイドルグループ『フォーリーブス』のメンバー。“マー坊”の愛称で人気を博した。
「この舞台は、おりもさんが“元ジャニ”に声をかけて集めた、まさにお祭りでした。出演者には元祖ジャニーズロックバンド『男闘呼組』メンバーの前田耕陽さん、そして中村繁之さんがいました。元ジャニが3人そろったわけです」(芸能プロ関係者)
おりもはこの舞台でもうひとりの元ジャニ・井上純一にも声をかけていたという。
元ジャニ組で新事務所設立!?
「今は舞台を中心に活躍する俳優ですが、実は高校生のときジャニーズ事務所に入所しています。ジャニーズJr.として一時期、活動していましたが、すぐに退所。その後、アイドル歌手としてデビューしています」(スポーツ紙記者)
残念ながら井上の出演はかなわなかったようだが、この舞台の東京公演初日の打ち上げには、あの2人の姿も─。
「それは川崎麻世さんと大沢樹生さんです。川崎さんは中学生のころ、ジャニー喜多川社長によってスカウトされ、アイドルデビュー。大沢さんは一世を風靡した'90 年代を代表するアイドルグループ『光GENJI』のメンバーです」(前出・芸能プロ関係者)
なぜ元ジャニへの声かけの輪がここまで広がったのか?
「ジャニーズは最近、不祥事に次ぐ不祥事で弱体化がウワサされており、業界への影響力が弱まっています。おりもさんがその状況を知っているかはわかりませんが、元ジャニーズメンバーで新事務所を立ち上げるのではと言われているんです」(前出・スポーツ紙記者)
彼らが集まって何ができるのか。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞くと、
「この年代の元ジャニたちは歌も踊りもしっかりしています。同窓会コンサートのノリで、それぞれのヒット曲を歌ったら、なかなか人を集められるんじゃないでしょうか。彼らには今も昔からの根強いファンがついていますし。ここに田原俊彦さんとか加わったら、かなり面白いですよね」
6月中旬、舞台終わりのおりもに話を聞いた。
─舞台『ちちいく』で井上純一さんにもお声がけされていたとか?
「あ、そうですか……」
こちらの目を見ずにはぐらかす。
─元ジャニメンバーを集めて、次は何をやろうとしているんですか?
「ええ、いろいろ考えてます」
やはり彼の中には、次なる計画がすでにあるようだ。
おりもの事務所に新事務所の設立について聞いてみると、
「そんな話は聞いていません」とのことだったが、舞台終わりで新事務所について尋ねたときは、
「いやいや、そうじゃなくて……」
と何か言いたそうだった。“平均年齢50代”の元ジャニの祭りから今後も目が離せない!