エレナ・アレジ・後藤(21)といえば、母親は後藤久美子(44)、父親は元F1レーサーのジャン・アレジ(54)というサラブレッドなお嬢様。
そのエレナ・アレジ後藤が突如メディアに現れたのは昨年の9月。母・ゴクミとラグジュアリー誌『Richesse(リシェス)』と『25ans』で共演し、モデルデビューを果たしたからだった。
当時は話題となったが、これを機に日本での活動も始めるという触れ込みだったがどうも動きがない。
「母親によく似た、ややぽっちゃりな娘と並ぶゴクミの美しさを再認識させるグラビアに衝撃を受けた人も多いですよね(笑)。
すでに日本の女性ファッション誌では連載の仕事があり、社交界デビューの様子もレポートされていますが、ゴクミとのセットを期待したご祝儀的な要素が強く、それ以外の活動については事務所もどう扱っていいのか困っている状態なんです」
というのは、芸能事務所関係者。テレビでの露出があるわけでもなく、その扱いについて、関係者は続ける。
「フランス語、英語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、日本語はできるんですが、日本のバラエティー番組などに出るのは無理。浮世離れしすぎて話題についていけませんからね。
しばらくの間は話さなくていいモデルとしての活動だけがメインで、バラエティー番組には一切出ない方針なんです。というか、本人は映画監督になりたいらしく、社会勉強のために母親の事務所に籍を置いているだけ、というのが本当のところですよ」(事務所関係者)
社会勉強のために日本へ
所属事務所は“美の総合商社”といわれるオスカープロモーション。芸能界屈指の大手プロダクションとして『全日本国民的美少女コンテスト』を主催。元祖国民的美少女といえばゴクミだが、米倉涼子、上戸彩、武井咲、剛力彩芽も輩出している芸能プロダクションだ。
「正直、お金には一切困っていませんからね。アレジパパは総資産400億円ともいわれ、スイスのジュネーブを拠点に世界中に別荘がありますし、ゴクミは家事など一切しないで夫婦は悠々自適です。
アレジはエレナの願望を叶えるために映画製作費への出資も厭わないほど娘を溺愛していますが、ゴクミが社会勉強の意味で日本に行かせたいということで、一応、窓口としてオスカーに所属という感覚なんです。
ゴクミの娘として事務所は大事に『お預かりしています』ということで、頑張って仕事を取るという感じではないんですよ。
というより昨年から今年にかけてオスカー社内で約40名の社員が大量離脱したことで、会社は結構ピリピリしているんです。正直、エレナどころじゃないというのが本音かもしれません」(テレビ局関係者)
次はママ主演で監督デビューの日も近いのかも?
<取材・文/宮崎浩>