中居が去就で揺れるなか、それぞれの道を歩く元メンバーたちは――?
「ボクたちロトモダチ♪」
という耳に残るメロディーで、放送中の宝くじCM『ロト・ナンバーズ』に出演している稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人。ジャニーズ事務所を退社して初の3人そろったCMは大反響。テレビで3人を見かけることはめっきり減ってしまったが、相変わらず世間の注目を集めている。
「毎月第1日曜日に放送されているAbemaTVの開局2周年記念番組『7・2 新しい別の窓』は、3人がAbemaTVで持ったレギュラー番組。この番組は、若い世代からも支持されているといいます」(スポーツ紙記者)
番組はトークやライブなどで構成されているが、その回ごとに内容が変わっている。ライブでは、ゲストアーティスト選びに特徴があるそう。
「ゆず、斉藤和義さん、ぼくのりりっくのぼうよみ、水曜日のカンパネラなどが出演。Iマネージャーの人脈を生かして、Abema視聴者世代のアーティストにもアプローチを仕掛けているといいます」(テレビ局関係者)
3人そろっての活動だけでなく、個人でもそれぞれ忙しくしており、
「香取さんは海外で初となるルーブル美術館での個展が決定。ハイブランドとコラボするなど、アーティストとして活躍しています。稲垣さんと草なぎさんはそれぞれ舞台をこなし、映画の公開も控えています。テレビに出演できないぶん、しがらみのないフィールドで実力を存分に発揮していますね」(芸能プロ関係者)
キムタクCMが流れるだけでクレームの実際
そんな3人とは対照的に、苦戦を強いられているのが事務所に残留した木村拓哉。最近ではドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)や『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、映画『無限の住人』で主演を務めたが……。
「作品の放送・公開前には、かつてないほど多くの媒体でプロモーションを行いましたが、結果がついてこず、“キムタク神話”の凋落ぶりを感じました。
8月には映画『検察側の罪人』、来年も『マスカレード・ホテル』の公開を控えていますが、正念場でしょう。興行収入は本人よりも、事務所関係者のほうが気をもんでいるようです」(映画製作会社関係者)
というのも、木村人気の陰りには、解散騒動で“悪者”になったことがいまだに尾を引いているからなのだ。
「5人そろっての独立騒動からいち早く自分だけ残留に身を翻した木村さんのことを、世間はまだ忘れていないんです。いまなお彼のCMが流れるだけでクレームが入ることも。
CMキャスティングをする際は代理店が広告塔に起用できるような、人気があって商品イメージを損ねない人をリストアップするのですが、常連だった木村さんは完璧にはずれてしまったそう。簡単に“反感”は消えないのです」(広告代理店関係者)
王道ではないけれど置かれた場所で活躍している3人と、スポットライトを浴びながらもくすぶる木村。選択はどちらが正しかったのだろう。