2019春夏パリコレクションで「コム デ ギャルソン・オム プリュス」と「アンダーカバー」のモデルとしてデビューを果たしたUTA(20)。モデルとしてパリのモデルエージェンシーとも契約し、世界的な活躍が期待されている。
パパは本木雅弘(52)、ママは女優・樹木希林(75)とロックンローラー・内田裕也(78)の一人娘・内田也哉子(42)というサラブレッドなファミリーの長男でもあるUTA。
この超個性的な『内田家』のキーマンとなっているのは樹木希林で、今回のモデルデビューにも大きく関わっているのだという。
祖母の後押し
「夫の内田裕也が遊びまくって、離婚したいと何度言っても首を縦に振らないまま、すでに何十年も過ぎましたが、その間に『内田家』を守ってきたのが希林さんです。別居生活する裕也さんに生活費を払い、也哉子を育ててきた。本木が内田家の婿養子に入ったのも希林さんの説得でした」(ワイドショー関係者)
UTAは小学生時代、港区内にある老舗インターナショナルスクールに通っていた。イベントの多いスクールのため、家族総出でバックアップしていたと、当時の同級生が語る。
「当時、同じスクールに日産の社長で有名だったカルロス・ゴーンさんやブロードキャスターのピーター・バラカンさんが保護者にいて、フードフェスティバルになると本木さんもドリンクやフードの売り子となって手伝っていました。
UTAくんは、13才頃には身長が174cmの本木さんと同じ高さになっていました。バスケットボールをずっとやっていたこともあって、今では190cmという長身ですからモデル向きですよね」
UTAには、女優の内田伽羅(きゃら・18才)と玄兎(げんと・8才)という妹と弟がいる。伽羅は2011年に映画『奇跡』で樹木希林と共演。映画のオーディションにエントリーするのを勧めたのも、祖母の樹木希林だったという。
「UTAさんのモデルデビューも、当初は俳優志望だった彼に『まずは自分のお洋服くらいちゃんとたためる人になりなさい。ファッションを通していろいろな人に出会い、いろいろなことを経験することで、まだ知らない自分自身に気づくことができるし、世界が広がるからやってみたら?』と、希林さんが話したようです。
妹の映画デビューで、UTAは将来のビジョンに悩んでいたんですね。日本のモデル事務所に入らなかったのは“モックンの息子”として注目されるのではなく、自分の力でどこまでできるか、UTAも試してみたかったようです」(芸能関係者)
『内田家』の名プロデューサーでもある樹木希林の後押しで、国際デビューを果たしたばかりのUTA。
希林と共演する夢に向かって、走り出したばかりだ。
<取材・文/宮崎浩>