「日本から持参された写真をピッチに向けて掲げたり、本当に一緒に見たかったんだな、と感じましたね」(コロンビア戦を現地観戦したファン)
サッカー好きとして知られ、サッカー番組のMCも務め、また54歳の今でも熱心にボールを蹴っている勝村政信。コロンビア戦を観戦した彼が掲げていた写真は、2月に亡くなった大杉漣さんのものだった。
「勝村さんと大杉さんは、ともにサッカー好きとして仲よくなったそう。写真は大杉さんの息子さんから借りたようですね」(芸能プロ関係者)
ワールドカップは、サッカーファンにとって、国を問わず交流できることが楽しみのひとつ。
「勝村さん一行もさまざまなファンと写真を撮っていましたね。そのときも大杉さんの写真を出して一緒に写っていました。サッカー観戦が大好きだった大杉さんにワールドカップを楽しんでもらいたかったんだと思います」(前出・観戦したファン)
自身の地元・徳島のチームであるJリーグ2部の『徳島ヴォルティス』のサポーターとしてサッカーファンに知られていた大杉さん。亡くなってしまった今でもそのサッカー愛は語られ、それは今大会でも変わらなかった。
《漣さん、きっとロシアの雲の上から見てるよ》
《いまはロシアだけど、きっと来週は鳴門におるよ》
など、ネット上には愛のあるコメントが相次いだ(コロンビア戦の翌週、徳島は鳴門で試合があったため)。
小柳ルミ子のサッカー愛は……
一方、サッカーファンからの批判が相次いでいる人も。
「睡眠時間を削ってまでテレビ観戦するほどのサッカー好きとして、最近サッカー関連の仕事が増えている小柳ルミ子さんですが、ファンからの評判は芳しくないですね」(サッカー雑誌編集者)
理由は、特定の選手への強すぎる愛と無遠慮すぎる表現。
「小柳さんはアルゼンチン代表のメッシが大好きなのですが、彼のことは何があっても擁護し、それ以外の選手への配慮に欠ける。
特にメッシのライバルといわれるポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドに“人間性が好きじゃない”などサッカーと関係のないところの否定から入る。とにかく自分が好きな選手以外に厳しいんです。ミスをしたゴールキーパーに対して、“私でもあんなミスしない”とか “素人みたい”とか……」
大杉さんと同じく徳島を応援するファンは、小柳との違いをこのように語る。
「漣さんは選手に対して悪口のような批判なんていっさい言わなかったし、すごく敬意を持っていたと思います。徳島の選手が暴力行為で退場してしまったとき、それまで2階席で静かに見ていた漣さんは、1階席まで下りて手をたたいて応援してくれました。
退場者を出し、雰囲気が悪くなったチームを少しでも後押しできればと思ってくれたんだと思います」
サッカー愛も方向を間違えすぎるとオフサイドに……?