「結婚の意思に変わりはありませんか?」
報道陣のひとりがそう質問すると、圭さんは質問には答えず、最寄り駅へと足早に歩いて行ってしまった……。
この日の前夜、こんな見出しのネット記事が日本中を駆け巡っていた。
《小室圭さん、3年の予定で米国へ》
秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚が再来年まで延期となっている圭さんが、今夏から“アメリカ留学”を予定しているというのだ。
「この夏から約3年間、現地の弁護士資格を取得するため、アメリカ・ニューヨーク州にある大学のロースクールに通うそうです。
現在勤務している法律事務所に籍を置いたままの留学で、資金面はこの事務所の支援と奨学金などでまかなうとのこと」(皇室担当記者)
この留学について、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、“費用面”での効果を指摘する。
「日本で小室さんが外出する際には必ずSPがついていますが、海外ではおそらくつかないでしょう。また、現地警察が何らかの警備をしたとしても、日本側が、その費用を負担することはないと思います。
さらに、今は24時間体制で自宅も警備していますが、小室さん本人が不在なら、その警備は緩和されるでしょう」
一部では、月に数百万円の警備費用がかかっていると報じられたが、それらが軽減される可能性が高いようだ。
そもそも、おふたりの結婚が延期となったのは、圭さんの母親・佳代さん(51)の「金銭トラブル」が原因だとみられている。いまだに小室さん親子は、元婚約者の男性に対して400万円超の「借金」を返していない。
アメリカでの弁護士資格取得、その意味は
そんな圭さんがアメリカで弁護士資格を取得するのには、いったいどんな“意味合い”があるのだろうか。『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士に話を聞いた。
「アメリカで弁護士資格を取得しても、日本で活動することは基本的にはできません。ただ、日弁連に登録すると、仮にニューヨーク州での資格があれば、ニューヨーク州に関することだけなら扱うことができます。とはいえ、アメリカで資格を取得したら、その州で働く方が多いです」
アメリカで仕事をしながら、現地で眞子さまとの結婚生活を送ることを思い描いているのだろうか。さらに気になるのは、アメリカ留学の費用だ。
「アメリカのロースクールには、1年間と3年間のコースがあります。1年コースは、他国の法学部やロースクールを卒業している人たちなど、ある程度の法律知識がある学生が入るもので、3年コースは法律をイチから勉強する人たちが入学します。小室さんは3年間の留学なので後者のコースなのでしょう。
アメリカのロースクールの学費は年間で400万~500万円くらいだと言われています。3年コースだと、少なくとも1000万円は超えると思いますよ」(徳原弁護士)
勤務先に支援してもらえるとはいえ、高額な学費がかかることから圭さんの“本気度”がうかがえる。
しかし、ある皇室ジャーナリストは、圭さんのアメリカ留学に疑問を投げかける。
「今年2月に発表された結婚延期の理由は、“十分な準備を行う時間的余裕がないこと”でした。十分な時間がないために結婚を先延ばしにしたにもかかわらず、小室さんの留学は'21年までの予定です。
今夏に発たれた場合、'20年の結婚までに、眞子さまや宮内庁サイドとの話し合いの機会が減ってしまう。“時間的余裕”がないはずなのに“なぜ留学するのか”という疑問が浮かびます」
圭さんが留学することになった本当の理由とはいったい……。秋篠宮家関係者は、次のように説明する。
「宮内庁サイドは、留学中におふたりが“遠距離”になるため、3年間でお互いの気持ちが薄れて“諦める”方向に流れていく可能性を視野に入れているとも考えられます。
さらに、この結婚が国民から祝福されていないと圭さん本人も感じているでしょう。
再来年の結婚を前に、あえてアメリカ留学を決断したということは、婚約が“白紙”になることも覚悟しているのではないでしょうか」
今はただ、おふたりを見守るほかないだろう─。