途中、メンバーの兵役がありながらも活動を続けてきたCODE-Vが、活動7年目を迎えた5月、年内での解散を発表! 5人に緊急取材を行いました。完全撮り下ろし&インタビューです。
――5月30日のイベントでは、サンウさんが代表として手紙を読み、解散を発表されました。
サンウ「ついにこのときが来てしまったな、という気持ちでした。ファンのみなさんを前にしたら、なかなか “解散”っていう2文字が口から出てこなかったです」
ルイ「発表の数日前に解散を決めてから、心の準備をしていました。僕はもちろんメンバーも、その日にお伝えするとわかっていましたが、発表する瞬間まで“ウソだろ”って気持ちもどこかにありましたね」
ソル「日本デビュー7周年の記念日でもあったので複雑で……。しかも、その日はめちゃめちゃ雨も降っていて、雨の中、応援に来てくれたみなさんには申し訳なかったです。でも、決めたからには、できるだけ早く伝えたほうがいいんじゃないかって」
ナロ「そうですね。CODE-Vという形で、できるだけ多くのみなさんに感謝の気持ちを伝えていこうってメンバーと話したんです。僕らの関係が悪くなったとかじゃないですよ! お互いにこれから先の道を応援しようって、前向きな気持ちで決めたことです」
テフン「もちろん寂しい気持ちもありますが、本当にネガティブな感じではないです。残りの半年間、今までみなさんからいただいた愛を、恩返ししていけたらなと思います」
――前向きな決断ということで安心しました。シングル『大好きで大嫌い』ファンクラブ限定盤の企画で、5人で初めて旅行に行ったそうですね。
ソル「そうなんです! 以前から“毎月どこか遊びに行こうよ”とは言っていたんですけど、なかなか実現できなくて。5人で行くのはこれが本当に初めてでした」
――その旅で新たに知ったメンバーの一面はありましたか?
5人「(即答で)ないですね」
ルイ「もう、付き合いも長いし、お互いのことはぜんぶ知ってるんです」
サンウ「咳払いだけで、誰だかすぐわかります(笑)」
――嫌だなと思うところもあったり?
サンウ「その話題なら、今から4〜5時間くらい話せますけど大丈夫ですか?」
テフン「言い出したら終わらないですよ!」
ナロ「話し始めちゃったら、きっと今日で解散になっちゃうんで(笑)」
――(笑)。では、やめておきましょう。8月からは、全国ミニライブツアーが始まります。タイトルに『超初心』とありますが、みなさんにとって初心とは?
ナロ「初心はすごく大事だと思います。でも、僕にとっては正直それがプレッシャーでもありました。アーティストとして、お客さんに合わせるだけじゃなく、変化も大事にしていきたいから」
ソル「ナロは、人一倍、アーティストとしてのマインドが強いんです。僕たちの音楽をいつも引っ張ってくれたメンバーでもあるから。その情熱が、ナロにとっての初心なんじゃないかな」
ルイ「何を基準に、どんな言い方をすればいいのかわかりませんが……ファンの方に感謝する気持ちは変わりません。音楽に込めている感情も」
ソル「僕が思うCODE-Vの初心は、いつでもどこでも全力で歌うことだって思います。ゼロからスタートしたグループが、この長い時間、たくさんの人に愛してもらえるようになったのは、全力でやってきたからだと思うんです」
テフン「僕にとっての初心は、いつも学ぼうとする姿勢! 自分のやることを楽しんで、好きになれることです」
――では最後に、これからCODE-Vというグループを好きになってくれる人たちに伝えたいことはありますか?
ナロ「僕たち、期間限定です!(笑) そのぶん、たっぷりイベントがありますので、限られた時間にすべてを感じていただけるようなパフォーマンスをしたいと思います。ぜひファンになってください!」
ルイ「……寂しいな(笑)」
サンウ「新たにファンになってくださった方々も、もともと僕たちのファンでいてくださるみなさんのためにも、心をこめて歌っていきたいなと思います」
サンウ&ルイ INTERVIEW
――(彼らのファン)MIRACLEはどんな存在?
ルイ「CODE-Vを守って、支えてくれている存在です。いつも手紙やSNSなどのメッセージでみなさんから勇気をもらっています。僕らがどのステージに立っても、いつも駆けつけて応援してくれるんです。その姿に本当に感謝していますし、CODE-Vのことが大好きで、全力で応援してくれていることを感じると、なおさら僕らも歌で勇気や力をあげたいと思うんです」
サンウ「僕らがここまで活動を続けられたのは、すべてMIRACLEのおかげ。本当に大切な存在です。あと、数か月で解散してしまいますが、ファンのみなさんのためにも、自分のためにも、ずっと歌い続けられるように頑張りたいです。みなさんと同じように僕らにも感情の起伏があって、特に落ち込んだときにMIRACLEからいただいた手紙を読むと、すごく勇気づけられるし、元気をいっぱいもらえるんです」
――お互いに“CODE-Vになって変わった”と思うところは?
ルイ「メンバーみんな変わったと思います。特に最初のころ、サンウはすごく素直で、ピュアだった気が……」
サンウ「ルイの最初の印象も、すごく素直で、純粋で。純粋なのは今もそうで、すごい泣き虫なんです。これは、悪いことじゃなくて、感じたことをそのまま受け止めることができるんだと思います。ウルウルした目が、すごくきれいで」
ルイ「年をとって、涙もろくなったのかもしれません(笑)。最近は、昔以上によく泣いちゃいますね。ステージに立っただけで泣いてしまうこともあって。それは、リミットが近づいているからかもしれないですけど。サンウがうらやましいんです。ドライアイだから、泣かないんですよ(笑)」
サンウ「僕、血も涙もない人間なので(笑)」
ルイ「ファンの人は、僕らの歌を聴きにきているわけじゃないですか、泣くと歌えなくなるから、我慢しなくちゃと思うんですけど、ダメで。サンウはプロだと思います。最初に会ったころから、しっかりしていて、周りの意見を取り入れることができる人だったんです。リーダーになったいまは、責任感も加わって。サンウのまじめで努力する姿は学びたいですね」
サンウ「僕は、ルイの誰とでもすぐに仲よくなれるところがうらやましいです」
ナロ&ソル&テフン INTERVIEW
――お互いに“CODE-Vになって変わった”と思うところは?
ナロ「わかりやすく変わったのはテフンかもしれないですね。あんなに明るくて可愛かったのに……」
テフン「可愛かったのに何すか?(笑)」
ソル「誰よりも成長したのはテフンですよ。今では日本語もいちばんペラペラだし」
ナロ「漢字もスラスラ読めるし!」
テフン「まだ若いんで!(笑)。ナロさんって実はネガティブですよね」
ナロ「俺、前向きのシンボルみたいな男だったのに」
テフン「今じゃネガティブの塊ですよ」
ソル「まぁそれは冗談で(笑)。でも、繊細だよね」
ナロ「気にしなくていいことまで気にしてしまって、心が重たくなるときがあります。そこまで考える必要がないようなことでも、考えすぎちゃったりして。逆にソルはいちばんポジティブになった! そして、いちばんおっさんになった!」
ソル「僕はデビュー前がいちばんカッコよかったですね……、事務所の社長から言われるくらいイケメンだったし。ビジュアル担当は俺しかいない! って、最初はちょっとシックで神秘的なキャラで頑張ってたんですけど、性格的に合いませんでした(笑)」
ナロ「でもすごく親しみやすくなったし、俺はそんなソルが好きだよ」
――(彼らのファン)MIRACLEはどんな存在?
ソル「僕にとっては家族、そして仲間です。CODE-Vは、メンバーだけでここまで来たグループじゃないですから。スタッフのみなさんとMIRACLEと一緒に作ってきたのがCODE-Vだと思うんです」
ナロ「“もっとこうしたほうがいい”とか“この曲はこうしてほしい”とか、MIRACLEのみなさんの意見は参考にするようにしてるんですよ」
テフン「やっぱり、家族。いちばん力になるときもあるし、いちばんプレッシャーになる存在でもあると思っています。ナロさんは?」
ナロ「うーん……、もちろん家族や仲間みたいな気持ちもありますが、僕たちについてきてくれる唯一の存在です。僕たちのパフォーマンスを好きになって見に来てくれるMIRACLEのみなさんは絶対、裏切りたくない。だから、“いちばん大切な存在”ですね」
ソル「僕たちのことを思ってアドバイスもしてくれるし」
ナロ「それが愛ですよね」
◎PROFILE◎
サンウ(32)
1986年2月27日生まれ。B型。175cm。CODE-Vのまっすぐなリーダー。ルイ&ソルと組んでいるユニットNiiisan’sではキーボード担当
ルイ(32)
1986年7月7日生まれ。B型。181cm。サンウ&ソルと組んでいるユニットNiiisan’sではギターを担当。CODE-Vの上向き王子様
ナロ(31)
1986年10月13日生まれ。B型。182cm。昨年は、ミュージカル『RENT』に出演。NASTY NARO名義でソロ作品も発表している
ソル(31)
1987年5月29日生まれ。A型。177cm。サンウ&ルイと組んでいるユニットNiiisan’sではタンバリン担当、CODE-Vのイケメンギャグマシーン
テフン(20)
1997年11月23日生まれ。O型。183cm。’14年にCODE-V加入、昨年は舞台『海を越えて手を繋げ!戦国活劇サムライガンバ』に挑戦し、TaeHoon名義でソロデビューも果たした