ヤン・セジョン 撮影/キム・ジヒョン

 イ・ヨンエが13年ぶりにドラマ出演したことで話題になった『師任堂(サイムダン)、色の日記』をはじめ、新人ながら話題作に次々と出演してきたヤン・セジョン(25)。天才シェフを演じた新作『愛の温度』では、誠実で柔らかなイメージはそのままに、恋愛には積極的な年下男オン・ジョンソンを好演している。

「ジョンソンは年上のヒョンスに出会ったその日に“付き合おうか”って言うんです。でも僕自身は気になる女性がいたら、まず、お茶を飲みに行きます(笑)。一緒に過ごしてお互いを知り、それから数か月たっても最初の気持ちをもち続けていられたら告白します。現実でヒョンスみたいな女性に出会えたとしたら、ジョンソンみたいに直進! ですよ(笑)。でも、そんな女性にはまだ会ったことがないんですよっ!(力をこめる)

 劇中ではヒョンスをめぐりキム・ジェウク扮する兄のように慕うジョンウと三角関係になる。

「僕だったら、ヒョンスに直接気持ちを確かめると思います。少しでもジョンウに気持ちがあるなら、付き合ってみたら? と彼女に言いますね。恋愛においては、相手への配慮と理解がいちばん大切だと思うんです。これは、以前付き合っていた人が教えてくれたんですけど。僕なら経済力があって、ジェントルで、配慮もあるジョンウ兄さんを選びますけどね(笑)」

 自身の恋愛エピソードを盛り込みつつ率直な回答を連発。本作で“国民の年下男”という別名もつき、お姉さんファンがさらに急増したが、本人に会って王子様イメージが少し崩れたと伝えると、

「ハハハハハ! 国民の年下男って呼んでいただけるのはとてもありがたいです。僕は付き合う相手が年上でも全然かまわないです。もし王子様イメージがお好きなら、これからそういうキャラで答えましょうか? でも、嫌なやつになるかもしれませんけど(笑)」

気分転換にひたすら歩く!

 日ごろから目的地を決めずひたすら歩くことがストレス解消法。イヤホンでポップスからジャズまで、いろいろな音楽を聴きながら変装せずに江南、狎鴎亭など人通りの多い繁華街も歩いているという。周りの人に気づかれるでしょう? と聞くと「ジャージ姿で、メイクもせずヒゲも剃ってなかったらほとんど気づかれないです (笑)」

実は料理しない男?

 劇中では天才シェフらしく鮮やかな包丁さばきも披露。インタビュー中も料理指導の先生から習ったステーキの焼き方をアクションつきで細かく教えてくれた。それなのに、ドラマ終了後は「1度も料理をしてない」そうで「母が作ってくれるチェユクポックム(豚肉炒め)が大好物です!」

<PROFILE>
1992年12月23日生まれ。’16年に『浪漫ドクター キム・サブ』でドラマデビュー。’17年『師任堂(サイムダン)、色の日記』ではイ・ヨンエと堂々共演して話題に。『愛の温度』ではSBS演技大賞、第54回百想芸術大賞と、ドラマ界を代表するアワードで新人演技賞を受賞。7月から新ドラマ『三十ですが十七です』に出演する。

『愛の温度』 (C)SBS

<作品情報>
『愛の温度』
TSUTAYA先行で8月3日よりレンタル開始
■DVD-BOX1(1~10話)8月3日発売
■DVD-BOX2(11~20話)9月5日発売 各17500円+税

発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:TCエンタテインメント


公式サイト http://culture-pub.jp/ainoondo

<取材・文/さいきいずみ>