ウ・ドファン(25)、キム・ミンジェ(21) 撮影/キム・ジヒョン

 フランスの傑作小説『危険な関係』(’03年にはペ・ヨンジュン主演で『スキャンダル』として映画化)をベースに、20歳の男女4人の危険な恋愛ゲームを描いた『偉大な誘惑者(原題)』。いま韓国で期待の新鋭と注目を集めるウ・ドファン(25)とキム・ミンジェ(21)が、恋の駆け引きにハマる御曹司を熱演している。

ウ・ドファン(以下ドファン)「ミンジェは僕より若いのに大人びてるなと思っていました。実際には、演じたセジュみたいに遊んではいないけど(笑)、明るくて友達思い。なぜこの役に起用されたのか、よくわかりましたね」

キム・ミンジェ(以下ミンジェ)「兄さんはもっとキツい感じの人かと思ってたんです。でも会った瞬間からなんでこんなに穏やかなの? って驚きました(笑)。シヒョンは強引で無茶をするところもありますが、兄さんは周りにもよく気配りするような人で。撮影が終わってからも僕らは兄弟みたいにいい関係が続いています

 ふたりを惑わすヒロインは、純粋なテヒとしたたかなスジ。個人的にタイプは? と聞くと、

ドファン「う~ん……、それぞれ長所と短所がありますよね。スジは気兼ねなく何でも話せるけど、友達以上恋人未満的な存在で。常にドキドキ感があるテヒのほうが個人的にはいいかな?(笑)」

ミンジェ「ハハハ(なぜか照れまくって即答しない)……テヒ?(笑)。でも僕はテヒと共演シーンがあまりなかったんですよ。なので、スジとテヒが合わさったようなタイプがいたらいちばんいいですよね。どちらかは選べないです(笑)」

 ドファン演じる「俺を嫌いな女はいない」と豪語するプレーボーイのシヒョンと、一見、チャラ男に見えるが実は奥手なミンジェ演じるセジュ。ふたりが“真実の愛”を知る過程が見もの。

ドファン僕がおすすめしたいのはテヒとの初キスシーンです。シヒョンがテヒに突然コンビニでキスするんですけど、周りの視線も考えずふたりだけの世界しか見えていないからこそ、あのような場所でキスができたんだと思います(笑)」

ミンジェ「僕とシヒョンとスジ、悪童3人組のシーンは20歳らしい元気な姿を見ることができます。そんな僕たちが愛のゲームを通してどう変わっていくのかを楽しんでいただけたら」

沖縄旅行に行きたい!

ドファンが「オフになったらどこか旅行に行きたいです。このドラマは冬の寒い時期に撮ったので、暖かいところがいいな」というと、「僕も!」とミンジェ。インタビュー後、「僕、沖縄に行ってみたいんです。ドファン兄さんとスケジュールが合えば一緒に行こうかと思っています」と話していたミンジェ。はたしてふたりの沖縄旅行は実現した!?

ミンジェお泊まり事件

「とにかく家で寝ることが好き!」というミンジェは、オフのときには12時間くらい平気で寝るとか。撮影後、ふたりはプライベートでも会っていて、ミンジェはドファンの家に遊びに行ったときもずっと寝ていたという。逆に「家でジッとしていられないタイプ」というドファンはその間、ひとりで外に運動しに出かけ、カフェでお茶を飲みミンジェが起きるのを待っていた。

<PROFILE>
キム・ミンジェ
 1996年11月1日生まれ。’15年ドラマ『恋は七転び八起き』でデビュー。続く『2度目の二十歳』『初めてだから』で頭角を現し、’16~’17年『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』では高麗時代の若き王ワン・ヨを熱演して注目を浴びた。今年は、名優ユ・へジンと共演した初主演映画『レスラー』も公開され注目を集めた。

ウ・ドファン
 1992年7月12日生まれ。’11年にドラマ『来た来た、マジで来た』でデビュー。’16年の『ウチに住むオトコ』で演じたチンピラ役で注目を浴び、2PMのテギョンと共演した『君を守りたい〜SAVE ME〜』、ユ・ジテ主演の『マッド・ドッグ〜失われた愛を求めて〜』での好演が話題に。期待のライジングスターと呼ばれている。

『偉大な誘惑者(原題)』(c)2018 MBC

<作品情報>
『偉大な誘惑者(原題)』(全16話)
CS衛星劇場にて、7月18日から日本初放送

■詳細は衛星劇場公式サイト http://www.eigeki.com

<取材・文/さいきいずみ>