突然の事務所独立宣言から1か月が過ぎた広瀬香美(52)。
5月末に、所属していた『オフィスサーティー』との契約終了をFacebookで発表したが、事務所はこれに反論。「広瀬香美」名義での活動禁止を求めるなど、事態はややこしくなっていった。
崩壊状態の音楽学校
所属事務所との話し合いが平行線のままなのか、双方からはいまだに何もコメントがないのが現状だ。
そんな中、広瀬がボイストレーニングをする『広瀬香美音楽学校』の一部生徒宛に、本人からメッセージが届いたという。
《広瀬クラスの皆さんへ
きっと皆んなは、私の事を心配してくれている事と思います。メッセージのやり取りがなくたって、皆の気持ちは私にはきちんと届いています。私達が育んできた絆のお陰。皆には心から感謝しています。
私が辛く凹んでいる時、温かい気持ちで支えてくれてありがとう。今回の件で、不安な気持ちにさせてしまった事、私は、とても申し訳なく思っています。
しかし、ただ今、解決に向けて奮闘努力中です。皆に悲しい思いをさせたぶん、すごいレッスンでお返しする事を約束します。乞うご期待!もうちょっと待ってて下さいね。会える日を楽しみにしています。》
今月2日、受け持ちクラスのネットコミュニティで生徒宛に送られたメッセージには、広瀬から『待っててください』とあるが、その音楽学校も崩壊状態が続いている。
「レッスンでは『広瀬クラス』というのがあって、広瀬さんが指導してくれるんです。多い時には50人ほど、他のクラスも入れれば生徒は200名ほどいたと思います。スカイプで授業もするので、地方の人でも参加しやすいのが人気の理由でした」
というのは、広瀬クラスにいた元生徒。月謝はヴォーカルコースのプライベートレッスンは月1回なら9700円、月に1回ほどの頻度である『広瀬クラス』は8500円だった。割高でも、講師が広瀬だから払っていたという。
しかし、事務所独立騒動で事態は一変した。元生徒が続ける。
「5月18日に『声が出ないけど頑張って治します』ってメッセージが来てからは、今までずっと音信不通でした。その間も月謝払って待っていたんですけど、対応がひどいので、他のボーカルレッスンに行くことにしたんです。
講師も10名ほどいたのに、今では6月に講師デビューした新人講師と、ベテラン講師の3名だけです。副校長も『今月で辞めます』って宣言して、クラスの人もどんどん辞めています。
元の事務所の社長も広瀬さんのマネージャーが8年で28人交代していると話していましたが、学校の講師も入れ替えが早くてすぐにやめちゃうんですよ。そんな学校信用できません」
『待っててくださいね』というメッセージだけではもう誰もついて来ないかも。どうする広瀬校長。
<取材・文/宮崎浩>