7月19日の朝7時ごろ、自宅を出た小室さんと佳代さんはタクシーに乗り込んで勤務先へ

再来年以降に結婚延期となったものの、現在もおふたりのご結婚の予定は何ら変わっておられません。今回、突然発表された小室さんの3年間にわたるアメリカ留学でさえ、“既定路線”だったようなのです……

 おふたりの“実情”を知る宮内庁関係者はそう話す。

 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの「結婚延期」発表から約5か月が経過した6月末。今度は、小室さんがアメリカで弁護士資格を取得するため、今夏からニューヨーク州にあるフォーダム大学ロースクールに通うと報じられた。

 誰もが予想だにしなかった展開が次々と繰り広げられているのだが、おふたりにとってはどれも“予定どおり”だというのだ。

眞子さまはブラジルへ

7月18日に『ブラジル日本移民110周年記念式典』でスピーチされる眞子さま

 7月17日、『日本人移住110周年を祝う記念式典』などに出席するため、眞子さまは羽田空港から民間機でブラジルに発たれた。

「ブラジルでは、5州14都市を巡って記念式典に臨席するほか、『サンパウロ大学動物学博物館』や『開拓先没者慰霊碑』に足を運んだり、現地の日系人とも接見したあと、31日に帰国される予定です」(皇室担当記者)

 18日、約120人の日系人が集まったリオデジャネイロ市内で行われた歓迎式典では、

「今日の日系社会を築き、大切に支え、両国の懸け橋となってこられたみなさまのご努力に心より敬意を表します」

 そうお言葉を述べた眞子さまは、日系人らと握手するなど交流を深められた。

 28日の午前中に行われる歓迎行事に参加したあと、アメリカのニューヨークを経由して帰国される予定なのだが、トランジット先に関して、こんな“疑惑”が浮上しているという。

今年3月の皇太子さまのブラジル訪問のときにはロサンゼルス経由、'15年に秋篠宮ご夫妻がブラジルを訪問した際には、フランクフルトを経由して帰国されました。

 今回の眞子さまは、なぜかニューヨークで1泊される予定ですが、特に予定はないとのこと。一部では“小室さんと現地で落ち合うのでは”という話が流れているのです」(前出・皇室担当記者)

 皇室の方々は、海外では“比較的自由”だと話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

「皇室の方が外国訪問された際には、公式日程で組まれている予定以外の時間は、基本的には国内と同様に自由です。

 例えば、お買い物だったり、近くにお知り合いの方が住んでいれば、ご一緒にお食事したりもできます。もちろん今回、眞子内親王殿下がトランジットでニューヨークに滞在される際も、私的な行動はできるでしょう」

 小室さんと“超遠距離恋愛”になってしまう眞子さまが、この機会にひそかにデートを楽しまれるという“憶測”が飛び交っていたというわけだ。

 しかし、ある警察関係者はこのウワサを否定する。

実際は日程の関係で「デート」はできない

「小室さんがアメリカに発つのは、8月になってからだと聞いているので、7月中に帰国される眞子さまと現地でお会いすることはありません」

 とはいえ、過去にブラジルを訪問された皇太子さまと秋篠宮ご夫妻の場合は、経由先に1泊もせず帰国されているだけに、眞子さまには何か“目的”があるのかもしれない。

 例えば、ニューヨークに滞在される約30時間の間に、彼の留学先や街並みを“下見”されるなど……。

 そんな中、“彼”の留学先であるフォーダム大学が7月5日、ホームページ上にこんな一文を掲載した。

《日本のプリンセス眞子の婚約者である小室圭がフォーダム大学ロースクールに通学する(原文は英語で掲載)》

 しかし、文中にある「婚約者」という文言に宮内庁が反応、同大学に訂正を求めた。日本の皇室においては、一般の結納にあたる『納采の儀』を経たことで初めて「婚約者」になるので、現時点での小室さんは“婚約内定”の状態だからだという。

「すでにフォーダム大学にも事実関係を説明したようで、約2週間後に“婚約者”の表記は除かれました。

 当時、秋篠宮ご夫妻は、このような文章が掲載されることをまったく知らなかったようで、たいへん驚かれていたそうです」(秋篠宮家関係者)

 そもそも、なぜフォーダム大学が小室さんを“フィアンセ”と認識してしまったのか。

都内の法律事務所に出勤した小室さん(7月20日)

 この記事の中には、小室さんが授業料を全額免除になったという説明も含まれていて、一部では、小室さんが“眞子さまの婚約者”と名乗り、“授業料免除”を狙ったのではないかという報道もあった。

 冒頭の宮内庁関係者が“真相”を明かす。

「ロースクールの『JDコース』に入学するためには、まず『LSAT』という適性試験を受け、一定のスコアを獲得しなければなりません。

 さらに小室さんの場合は、奨学金取得のために必要な申請書と自己PR文書が必要ですが、これらの文書の提出期限は2月1日だったのです。

 宮内庁がおふたりの結婚延期を発表したのが2月6日だったので、小室さんは延期発表より前に、留学するための手続きをすべて終わらせていたことになります」

 つまり、3月4日の『納采の儀』で「婚約者」になることが予定されていたため、提出書類にも“眞子さまの婚約者”である旨を明記していた可能性があるという。

同時期に小室さんの母親・佳代さん(51)が抱えていた元婚約者との間の“借金トラブル”に関する報道が過熱しました。

 このことを懸念したと思われる宮内庁が、いったん事態を沈静化するために結婚延期を発表。これにより、『納采の儀』も延期となって、小室さんは皇室でいうところの“婚約者”にあたらなくなってしまったのです」(同・宮内庁関係者)

 小室さんは、延期発表後に「婚約者」の肩書を利用して授業料を免除にしようとしたわけではなく、あくまで書類提出の時点での自分の状況を書いたということ。だからこそ、フォーダム大学が掲載した文書には、事実関係が異なる文言が使われていたのかもしれない。

「結婚」のご意思はーー

 この“行き違い”は想定外の出来事だったそうだが、現在もおふたりの「未来予想図」は、変わっていないらしい。

「昨年から準備していなければ、適性試験や提出書類の準備が間に合わないと思われるので、小室さんが今夏から留学することは最初から“既定路線”だったのでしょう。

 延期がなければ留学中に一時帰国をして、今年11月に帝国ホテルで結婚式を挙げる予定だったのだと思います。

 その際には、1億数千万円にのぼる一時金を持参し、国際弁護士を目指しながら眞子さまと一緒に米国で生活することも考えていたでしょうね。

 現段階でも“結婚”する予定は変わらず、2年後に小室さんが一時帰国して式を挙げるのだと考えられます」(同・宮内庁関係者)

'11年ごろに友人らと海外生活を楽しむ圭さん(一番左)

 結婚延期に加えて、3年間のアメリカ留学が発表されたことで、世間では「破談に近づいた」という見方もあったが、「真相」は真逆だったのだ。

 前出の皇室担当記者も、

「確かに、昨年5月の婚約内定報道の直後には、“国際弁護士を目指している”“おふたりはアメリカでの生活を予定している”などの話が囁かれていました。当初から留学も予定していたから、漏れ伝わっていた話なのでしょう」

小室さんが立ち向かう「特殊」な入学過程

 あくまで決まっていた留学とのことだが、小室さんにとっては「壁」が存在すると皇室ジャーナリストは言う。

「小室さんは、法学部出身者や他国の弁護士資格を持つ学生を対象とした『LLMコース』に“特例”で1年間入学したあと、通常は3年を要する『JDコース』に2年間在籍する予定です。LLMからJDに移ること自体、“異例”だそうですよ」

 なぜ小室さんは、この“特殊”な入学過程を選んだのか。

なるべく早く、弁護士資格を取得したいと思っているのかもしれません。

 というのも、アメリカでは基本的にJDコースを受講しないと弁護士資格の試験を受けることができませんが、ニューヨーク州とカリフォルニア州であれば、LLMコースの受講だけで資格試験を受験できるそうです。

 日本で国際弁護士として活動するには、少なくとも2年以上の現地での活動経験が必要。物理的には、“最速3年”で日本でも活動することができますが、法学部出身でもなく、パラリーガルの小室さんが、1年で資格を取得するのは“至難のワザ”でしょう」(同・皇室ジャーナリスト)

 3年間で弁護士資格を取得しなければならないことも、かなりのプレッシャーだろう。

 しかし、前出の山下さんは、弁護士資格の取得にかかる時間が、おふたりの結婚に影響することはないと言う。

「小室さんは、3年間で米国での弁護士資格の取得を目指すようですが、3年で合格できない可能性は当然あります。

 ただ、資格取得が何年先になったとしても、おふたりのご意思が変わらなければ、ご結婚がなくなるとは思えません。もちろん、秋篠宮家と小室さんとの間に弁護士資格を取得する期限についての約束があれば別ですが、最終的にはおふたりのお気持ち次第でしょう

 秋篠宮家に近い人物も、現在のおふたりに“危機的状況”は感じられないと話す。

ロンドリーナにある日系団体施設で、現地の子どもたちとご交流を(7月19日)

小室家に関するスキャンダルが出て、ショックを受けたことはあるそうですが、眞子さまの“結婚のご意思”は変わっておられません。

 秋篠宮殿下も、最終的には眞子さまの“お気持ち”に沿われるスタンスなので、すべては眞子さま次第なのです

 その一方で、

「小室さんや彼のご家族に関する報道は相変わらずやまず、世間も祝福ムードではなくなっているように感じます。

 それがわかっている宮内庁サイドは、小室さんと遠距離になるこの機会に、眞子さまのお気持ちがだんだんと冷めて、“自然消滅”する方向に流れていく可能性も視野に入れているそうです。

 ブラジルから帰国した約1週間後には鳥取県で1泊2日の公務が控えているのですが、宮内庁側は“今後は公務に集中していただきたい”と考えているのかもしれません」(同・秋篠宮家に近い人物)

 おふたりの“未来予想図”が変わることはあるのだろうか─。