柴崎岳と女優の真野恵里菜

 熱戦が続いたワールドカップの大会終了直後に決まった熱いゴール。全試合スタメンで活躍した柴崎岳と女優の真野恵里菜の結婚だ。

「ふたりの出会いは'16年。ただ、柴崎選手は'17年3月にスペインのチームに移籍してしまったので、国内で一緒にいられたのはほんの数か月でした。以降はスペインと日本の超遠距離恋愛となりました」(芸能プロ関係者)

 柴崎は日本代表のチームメート・長友佑都のように、サッカーの話を熱く語るような雄弁なタイプではない。

妻からのアドバイス

「柴崎選手は、基本的にメディア対応は好きなほうではなく、しゃべることで自分をアピールすることもほとんどない。高校3年生のときに出場した高校サッカー選手権で、記者に対し、“(取材時間は)10分と聞いてます”“テレビの方と同じ質問を新聞の方はしないでください”といった“大人”すぎる対応をして、記者たちを驚かせたことも。

 1度、家族などプライベートな部分を勝手に取材され、それがきっかけで取材対応は必要最低限になってしまったようです」(サッカー雑誌編集者)

 しかし、今回のワールドカップでは、そんな柴崎に変化が。現地で取材したライターは、

「柴崎選手が話している内容が、いちばん自分たちのチームを分析していて、記事にしやすいと記者の間で評判でした。スペインに渡る以前は、話を聞いてもひと言ふた言で終わってしまうことが多かったのですが、すごく話をしてくれるようになりました」

 海外生活も変化の理由のひとつと思われるが、さらにもうひとつ大きな力が……。

“無理をしてまで話す必要はないけど、もう少しメディアに対して自分の思っていることを話してあげてもいいんじゃない?”と、真野さんからアドバイスされたそうですよ。

 彼女のほうが芸能人として、柴崎選手以上にメディアとの接し方を理解しているでしょうからね。海外では自分から主張していかないと“意思がない”と判断されます。そういった事情から彼もアドバイスを受け入れたのでしょう」(同・サッカーライター)

 柴崎と真野のように、妻に助言されて変わるという選手は少なくない。

「ドイツワールドカップに出場した巻誠一郎選手も、奥さんに“話を聞きたいファンの方がいるんだから、きちんと取材に対応して”と言われ、話すようになりました。

 解説者の城彰二さんも現役時代、なかなか活躍できなかったときに、“昔の輝いているあなたはもういないのよ。みんなそう思っているのに、あなただけが自分の実力に気づいていない”と諭され、気持ちを入れ替えて再度、活躍しました」(前出・サッカー雑誌編集者)

 真野は、芸能活動は続けつつ夫をサポートするという。姉さん女房の内助の功で、4年後のワールドカップは今回以上の活躍を期待したい。