第3話の放送で平均視聴率12・4%を記録し、同ドラマ最高視聴率となった『義母と娘のブルース』。
「綾瀬はるかさんが演じるバリバリのキャリアウーマンが、竹野内豊さん演じるライバル会社の子持ちサラリーマンにプロポーズされ、家族になるというストーリー。綾瀬さんはまじめなキャリアウーマンから専業主婦に“転職”するのですが、キャリアウーマン時代のスキルを主婦でも生かすおもしろいキャラクターです」(テレビ誌ライター)
キャリアウーマン時代のスキルとは、義理の娘に手紙ではなく履歴書を送ったり、スーパーでの値下げ交渉を行うなど。第1話では、宴会芸で身につけたという“腹おどり”を披露している。
「話題になった綾瀬さんの“腹おどり”は、お腹にアヒルの絵を描いて身体をくねらせるというもの。実はこれ、わざわざ腹おどりの先生のレクチャーを受けて練習して撮影に臨んだんです(笑)。本番では、それに綾瀬さんがアイデアをつけ足してオリジナル色も出していました」(制作会社関係者)
綾瀬が真剣になるほど周りは大爆笑
綾瀬も役柄と同様にいたってまじめ。教わったことを自分のものにしようという姿勢は、随所に現れていた。
「ドラマ『精霊の守り人』(NHK)で用心棒役を演じたため、筋肉がつきすぎていたそうです。今回の役を演じるにあたって、女性らしい体形にするために、ウォーキングで体重をコントロールしたり、朝食にヨーグルトのスムージーを飲んだりして、役作りに励んでいるようですよ」(同・制作会社関係者)
共演する竹野内や佐藤健、スタッフに姿勢や歩き方、おじぎの仕方、名刺の出し方などを取材した結果“動きはオーバーに”という結論に至った綾瀬。その成果もあって、いいキャラクターに仕上がったのだが、自分の首を絞めることにもなったとか。
「“胸を突き出し、直立で背筋を伸ばしてカツカツ歩く”など、目標をいくつか立てたそうです。意識しているぶん、ふだんよりも力が入っている状態。身体のあちこちが張ったり、腰が痛くなったりしていて、肩をもんだり、腰をさすったりしながら“キツ~い!”“脚がつりそう~”と泣き言をこぼす日も。
その様子がおもしろくって、綾瀬さんが真剣に演じれば演じるほど、カットがかかったときに爆笑が起こっています」(同・制作会社関係者)
それに加えてタイトなスケジュール。撮影中にはこんな珍事(!? )も。
「綾瀬さんが土下座するシーンがたびたび出てくるのですが、あるとき頭を下げたあと伏せている間があまりにも長くて、娘役の子が対応できなかったんです。
どうしたのかと思っていると、綾瀬さんはカットの声で“ごめんなさい、寝てしまって……”と謝罪。“うそでしょ!”とみんな爆笑でしたが、連日の過酷なスケジュールでお疲れだったようです」(芸能プロ関係者)
相変わらずの天然ぶりを発揮しているようだけど、竹野内もその餌食に。
「竹野内さんはクールなイメージですが、綾瀬さんの話をニコニコしながら聞いています。ただ、口数が少ないのが綾瀬さんは気になったようで“……怒ってます?”と竹野内さんに聞くことが。そのたびに“いやいや、話を聞いてただけで、怒ってないよ!”と否定するやりとりが、一連の流れになっています(笑)」(同・芸能プロ関係者)
綾瀬の天然ぶりに笑いが絶えない現場だからこそ、いいドラマができるのかも!
〈番組情報〉
火曜 夜10時『義母と娘のブルース』(TBS系)