山崎賢人

『グッド・ドクター』で山崎賢人は『サヴァン症候群』と『自閉症スペクトラム障がい』のある小児外科の研修医という、とても難しい役どころを演じている。

「山崎さんが演じる医師は、膨大な量の医学書を暗記してしまう能力を持つものの、トラブルばかりを起こしてしまいます。しかし、彼の“すべての子どもを大人にしたい”という強い思いを周りが受け止め、病院内の雰囲気を変えていく……というストーリーです」(テレビ誌ライター)

 コミュニケーション能力が乏しいため、人に対しての話し方や所作が独特。それに加えて、医師という専門職のため用語や処置の手順など、山崎の覚えることは山積みだった。

「監督から大量の資料をもらって特訓を受けていました。エキストラなど、多くの人がいる現場でも、撮影の合間に声を出して練習している姿にプロ意識を感じましたね」(制作会社スタッフ)

子どもたちから大人気の山崎&藤木

 物語の舞台が小児外科のため、出演者には小さな子どもがたくさん。病院のセットは時折、物々しい空気感になることもある。

 しかし、自分のことで頭がいっぱいになるはずなのに、山崎は子どもたちが緊張しないように自ら話しかけていくという。

「子どもたちも山崎さんを慕っています。ドラマの設定上、子ども向けのおもちゃがたくさん置いてあるセットがあるんですが、そこで遊んでいる姿をよく見かけますよ。ワールドカップ期間中は山崎さんと浜野謙太さんがサッカーボールのおもちゃを引っ張り出して遊んでいましたね」(芸能プロ関係者)

 山崎の上司医師を演じる藤木直人も、子どもたちの間で人気者になっていたようで、

「藤木さんはルービックキューブが特技なんです。子どもたちが配列をめちゃくちゃにしたキューブを持って、“ヨーイドン”がかかると30秒もしないうちにキレイに組み替えるんです。“もっとやって!” とアンコールがかかることもありましたよ」(同・芸能プロ関係者)

 一躍“ヒーロー”になった藤木。先日迎えた46歳の誕生日にこんなサプライズが。

「特技にちなんで、ルービックキューブ型のケーキでお祝いされていました(笑)」(同・芸能プロ関係者)

 子どもたちと役者のいい関係が、ドラマの視聴率にも現れているーー。


〈番組情報〉
木曜 夜10時『グッド・ドクター』(フジテレビ系)