「もし人生の壁にぶち当たったとき、私は、“壁の素材は何だろう?”と調べてから壁を壊すタイプ。でも今回演じた理緒は“エイッ!!”と、パンチ1発で壊すような行動力がある女の子なので、演じていて爽快感がありました」
人気漫画を実写映画化した青春ラブストーリー『青夏 きみに恋した30日』でヒロインを務めた葵わかな(20)。
小学5年生のころにスカウトされて、芸能界デビュー。10代をまるまる芸能界で過ごした彼女は、仕事を通して青春をエンジョイできたと微笑(ほほえ)む。
「お仕事を始めていたので部活などはできなかったですけど、映画『くちびるに歌を』では合唱部員を演じたり、今回の作品ではひと夏の恋を経験したりと、役を通していろんな人生が経験できた10代でした。特に朝ドラ『わろてんか』はとても濃い時間を過ごせて、私にとっての青春という感じです」
朝ドラでは10代から50代までを半年かけて演じきった彼女。今回は同年代のキャストに囲まれ、素に近い状態で楽しめたシーンもあったようす。
「川でバーベキューをするシーンがあるのですが、引きのシーンを撮影するときはカメラがあるのを忘れて、普通に楽しんじゃいました。地元の食材やソーダは本当に美味しかったし、休暇で遊びに来ている感覚でした(笑)」
運命の恋に憧れるヒロインを演じた彼女が、いま恋しているのは……。
「飼っている猫です!! この恋はひと夏ではなく、永遠ですね!! すべてが可愛いのですが、特に可愛いのがのんびりした動き。窓にぶつかっても“ぶつかっていませんけど?”みたいな顔をするところが憎めません♪」
期間限定でやってみたいことは?
「アルバイト。コンビニや飲食店の店員さんをやってみたいです。あと保育士! あ、でもバイトでできるようなお仕事ではないですかね(笑)」
■映画『青夏 きみに恋した30日』
8月1日(水)全国ロードショー。出演/葵わかな、佐野勇斗ほか